困難に対処する3つの心(弁証法的行動療法)


まえがき

『弁証法的行動療法では、困難な状況への対処にあたり、自分がどんな「心」をはたらかせているかを探っていく。』

リスト

あとがき

まえがきを含めて、エレーヌ・フォックス『SWITCHCRAFT(スイッチクラフト) 切り替える力: すばやく変化に気づき、最適に対応するための人生戦略』 (NHK出版、2023年)より。本文をリスト化しています。弁証法的行動療法のエクササイズについては参考文献[1]を参照せよとの添え書きがありました。

リスト化した部分の次の文章を引用します。

カギを握るのは「自分の価値観を大切にするのなら、いま、なにをする必要があるだろう?」という、〈賢い心〉による問いかけだ。「この状況における、自分の真実はなんだろう?」「自分はいま、どの“心”でものを考えているんだろう?」と問いかければ、ある程度、状況をコントロールできるようになる。次に「〈賢い心〉なら、自分はなにをするだろう?」と問いかける。〈賢い心〉であれば、効率よく物事を進めるために「切り替える力」を発揮させるだろう。

「弁証法的行動療法」(DBT) とタグ付けしたリストを2つほど収集しています。それらのリストの参考文献の著者らは、当リストの参考文献[1]と同じ。しかしこれほど平易に書かれた箇所はなかったと思います。ワークブックということで工夫が凝らされているのでしょうか。

感情的な心と理性的な心ともう一つ、と言われて、「賢い心」はなかなか浮かんでこないと思い収集。私的整理でいうと検事・弁護士・裁判官のフレームです。

    参考文献

    [1] McKay, Matthew, Jeffrey C. Wood, and Jeffrey Brantley. The dialectical behavior therapy skills workbook: Practical DBT exercises for learning mindfulness, interpersonal effectiveness, emotion regulation, and distress tolerance. New Harbinger Publications, 2019.

      タグ

      感情 弁証法的行動療法 自己コントロール 切り替える力

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