まえがき
『心理療法において共感を供給されることで、クライエントは自分自身について探索し熟慮する機会が与えられ、それによって自己志向的な変化が促進されることをロジャースは示唆した。』
リスト
- 【共感的共鳴】 聞き手は話し手の体験に共鳴する。その際、話し手が自身の体験をどう感じているのか、そしてそれが話し手にとってどのような意味をもつのかを理解するために、聞き手自身の身体と内的体験を用いる。
- 【共感的なコミュニケーション】 聞き手は自らの理解を話し手に伝える。
- 【受容・知覚された共感】 話し手は聞き手の共感を受け取り、理解されていることに気づく。
あとがき
まえがきを含めて、ジャン・デセティ他 『共感の社会神経科学』(勁草書房、2016年)より。ジーン・C. ワトソン、レズリー・S. グリーンバーグによる第10章「共感的共鳴:神経科学的展望」からの引用です。
本文をリスト化しました。文脈を一般化するために、本文中の「セラピスト」を「聞き手」に、「クライエント」を「話し手」に置き換えています。
このプロセスの引用元は参考文献(1)。
- タイトル: 共感の社会神経科学
- 著者: デセティ,ジャン(著)、アイクス,ウィリアム(著)、Decety,Jean(原著)、Ickes,William(原著)、顕宏, 岡田(翻訳)
- 出版社: 勁草書房
- 出版日: 2016-07-29
この本からの他のリスト
参考文献
(1) Barrett-Lennard, G. T. “The phases and focus of empathy.” The British journal of medical psychology 66 (1993): 3-14.