まえがき
『心理学者で効果的なコミュニケーション・プログラムの生みの親でもあるハイム・ジノットは、苦情を述べる際のいちばん上手な形式は「XYZ」だと勧めている。』
リスト
- あなたがXしたので、
- 私はYな気持ちになった。
- Zしてくれればよかったのに
あとがき
『EQ―こころの知能指数』第九章「結婚生活の愛憎」より。XYZとはすなわち事実−感情−要求ということ。この文章に続く例文も引用します。
たとえば、夫婦げんかでよく聞くセリフのように「あなたって思いやりのない人ね。自分勝手な大馬鹿者だわ」と言うのではなく、「あなたが夕食の約束に遅れるという電話をくれなかったので、私は大切に思われていない気がして腹が立った。遅くなるなら電話で知らせてくれればよかったのに」と言えばいい。
人格攻撃をしない。Iメッセージ(「私」を主語にする)。夫婦間に限らず、人格攻撃をしてしまえるくらい近しい間柄では注意したいですね。
例文もそうだと思うのですが、XとYがきちんと言えればZの部分は言わずもがなで済む(相手の方から言ってくれる)ケースが多いような気がします。甘いかな…。
- タイトル: EQ こころの知能指数 (講談社+α文庫)
- 著者: ダニエル・ゴールマン(著)、土屋 京子(翻訳)
- 出版社: 講談社
- 出版日: 1998-09-18