投稿者: koji

  • 交渉力を決める7つの要素

    まえがき

    交渉力とは、『強気で交渉できる譲歩の必要がない状態』。

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて、藤井 一郎『プロフェッショナル・ネゴシエーターの頭の中』より。本文中の表をリスト化しました。第1項目以外は、Yesなら交渉力ありと言えます。

    • 大隈重信の五戒

      まえがき

      『いうまでもなく大隈は、現代においても超一流で通用するタフ・ネゴシエーターだ。(略)常に次のような自戒の言葉を携えて交渉に臨んでいたという。』

      リスト

      あとがき

      まえがきを含めて『交渉ハンドブック―理論・実践・教養』より。まえがきの「大隈」は、早稲田大学の創始者として知られる大隈重信です。『実は大隈は、近代日本の政治家の中で初めて西欧と対等に交渉をした人物なのである』ということで大隈重信と駐日英国公使パークスとの交渉の様子が描写されています。

      本書によれば、このリストは『大隈の親友であった五代友厚が大隈に宛てた手紙に記されていたもの』とのこと。つまり作者は大隈ではなく五代友厚(Wikipedia)です。

      内容は、交渉の心得というよりは上司の心得というほうが近いですね。駐日英国公使との交渉に第2、4、5項目が役立つとは思えません。ですので「交渉五戒」といったタイトルを避け、ただ五戒としておきました。

      実際のところ五代はどのような文脈でこれらのアドバイスを贈ったのか、調べが及んでいません。

    • 弁証法の基本法則(マルクス)

      まえがき

      『マルクス主義は、「弁証法」、つまり本来的には「客観的な弁証法」として次のような法則をあげている。』

      リスト

      あとがき

      まえがきを含めて『世界十五大哲学』より。『マルクスとエンゲルスは、この(引用者注:ヘーゲルの)「弁証法」を唯物論的な自然観にとりいれた。』とあります。

      • パーソナリティの3層モデル(マクアダムス)

        まえがき

        『心理学者のダン・マクアダムスは、実際には、性格には三つの層があり、これまでは基本的な特性である最下層のみを重要視しすぎてきたと指摘している。』

        リスト

        あとがき

        まえがきは、ジョナサン・ハイト『しあわせ仮説』より。リストは同書とWikipediaのDan P. McAdamsのページを翻訳したものから作成しました。

        生まれ持ったものに、めざすものや経験から得たものを積み重ねて一つのパーソナリティが形成される。わかりやすい枠組みです。

        • タイトルしあわせ仮説
        • 著者: ジョナサン・ハイト(著)、藤澤隆史(翻訳)、藤澤玲子(翻訳)
        • 出版社: 新曜社
        • 出版日: 2011-07-06

        この本からの他のリスト

      • 死ぬ瞬間の五つの後悔

        まえがき

        ヘルパーだった著者が聞いた、余命宣告を受けた人たちの人生での後悔とは。

        リスト

        あとがき

        ブロニー・ウェア『死ぬ瞬間の5つの後悔』より。

        REGRETS OF THE DYING – Bronnie Ware” という一本のブログ記事が評判を呼び、一冊の本になったそうです。

        • タイトル死ぬ瞬間の5つの後悔
        • 著者: ブロニー ウェア(著)、Ware,Bronnie(原著)、めぐみ, 仁木(翻訳)
        • 出版社: 新潮社
        • 出版日: 2012-12-01
        • 「一つのこと」に的を絞り込む質問

          まえがき

          『人生は問いであり、どう生きるかが答えなのだ』
          『自分自身にどのように問いかけるかで答えが決まり、結局それが人生になる』

          リスト

          あとがき

          まえがきを含めてゲアリー・ケラー他『ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果』より。本書にはいくつかの箇条書きがありましたが、書名にふさわしいこれを選びました。1項目なのでリストとは言い難いかもしれませんが……。

          ちなみに原著では “What’s the one thing I can do, such that by doing it everything else will be easier or unnecessary?” となっている模様。

          • 流言をチェックするべき情報発信者

            まえがき

            『流言をチェックするのに必要なのは、客観的な確からしさ、情報の根拠付けであって、「他人の主観」がいくら集まっても意味がありません。』

            リスト

            あとがき

            まえがきを含めて、荻上 チキ 他『ダメ情報の見分けかた―メディアと幸福につきあうために』より。リストは本文を少し編集して引用しました。

            人はこういう人たちの主観を信じやすいということですね。ダブりはあれどモレのない、なかなか堅固な枠組みのように思えます。

            この本からの他のリスト

          • 暴力行為を正当化する理由付け(中和の技術)

            まえがき

            善悪の価値観の中を漂流している少年は、自分たちの行為を正当化する理由付け(中和の技術)を導入することで、非行に走っていく。その理由付けの5類型とは。

            リスト

            あとがき

            荻上 チキ 他『ダメ情報の見分けかた―メディアと幸福につきあうために』より。デイヴィド・マッツァ『漂流する少年―現代の少年非行論』からの引用であると記されています。『漂流する少年』にはあたっていませんが、この5項目は”Techniques of neutralization“(Wikipedia)でも確認することができました。

            なるほどー。最初からワルでいようと思わなくても、こういう正当化(中和)を経て徐々に攻撃的になっていくというメカニズムは、ありそうです。

            戦争プロパガンダ 10の法則」とか「不正のトライアングル」を連想しました。

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            • 脱社畜のための8カ条

              まえがき

              『一度社畜にされてしまったら最後、意識的に「脱社畜」を心がけていかないかぎり、なかなか社畜的な考え方から目覚めることはできなくなります。(略)そんな「脱社畜」のために、ぜひとも身につけておきたい考え方について説明します。』

              リスト

              あとがき

              まえがきを含めて、日野 瑛太郎『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』より。まえがきは本文からの引用です。

              リストは目次第4章「脱社畜のための8カ条」からの引用です。4章立ての第4章は解決編という位置づけ。しかし、タイトルや社畜問題を面白おかしく指摘している前半の運びと比べるとややおとなしい印象でした。

              『あ、「価値感」とかいらないんで、とりあえず笑わせてください。』

              と、ちょっと思ったり。

              • ストレス反応が生じる順序

                まえがき

                抑うつにいたるまでの心理的・身体的反応には一定の順序があるようです。

                リスト

                あとがき

                「ストレスに関連する症状・不調として確認することが適当な項目等に関する調査研究」報告書』(独立行政法人労働安全衛生総合研究所)より。職業性ストレス簡易調査票(東京医科大学)への回答を分析した結果として、次のような文章がありました。リストはそれを分解したものです。

                全体的なストレスレベルの増大に伴い、「活気の低下」、「イライラ」、「疲労」、「不安」、「身体愁訴」、「抑うつ」の順でストレス反応が顕在化してくるであろうことが明らかにされている。

                ある日いきなり抑うつ状態になるわけではないので、こういうステップを理解しておくことは自分や仲間のメンタルヘルスを保つために有益かと思います。

                職業性ストレス簡易調査票は、厚生労働省の「こころの耳」というサイト上にて「5分でできる職場のストレスチェック」という名称でオンライン化されています。