投稿者: koji

  • 対人関係における20の悪い癖

    まえがき

    『(このリストは)対人関係の行動、とくにリーダーシップの行動にかかわる問題点だ。不必要に職場を著しく不愉快な場所にしてしまう、日々の許しがたい、いやな行動だ。それは一人でいるときには起こらない。一人の人が他の人に対して何かをするときに出てくる「悪い癖」だ。』

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて『コーチングの神様が教える「できる人」の法則』より引用。3年ほど前に読んだときにはこのリストを載せなかったのですが、再読して、やはり載せたいなと感じました。

    著者の長年の経験から引き出された悪癖の数々。その多くは、1の「勝ちたい」という気持ちから来ていると洞察しています。

    この本からの他のリスト

  • 「やさしい日本語」に言い換えるためのルール

    まえがき

    『国籍も言葉も異なる多くの外国人被災者に、[迅速に][正確に]そして[簡潔に]災害情報を伝えるためには、だれもが理解できる「やさしい日本語」による情報提供がどうしても必要なのです。』

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて『「やさしい日本語」パンフレット』(PDF)より。弘前大学人文学部社会言語学研究室が運営する「やさしい日本語」というコーナーの中にあります。

    ひらがな思考術』を読んで、簡明な日本語表現に取り組んでいる人は……と探していて見つけました。この「やさしい日本語」の目的は、外国人被災者に情報を伝えること。僕の興味とは違いました。でもきちんとした研究で、さすがに分かりやすくまとめられていたので、けっこういろいろ読んでしまいました。
    「今朝」〈けさ〉を「今日 朝」〈きょう あさ〉に言い換えるなんて、ナルホド!という感じです。

  • ソーシャルラーニングを盛り上げている「3つの傾向」

    まえがき

    『3つの鍵となる傾向が重なり始めたことによって、ソーシャルラーニングの必要性が加速している。』

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて『「ソーシャルラーニング」入門 ソーシャルメディアがもたらす人と組織の知識革命』より。まえがきは本文の引用です。リストの部分は、太字部は正確な引用で、解説部分は本文の言葉をできるだけ使った要約です。ちょっと漢語とカタカナが多くて分かりづらいですね。
    第2項目の『世代交代による「期待の浮上」』という見出しは、テクノロジーに明るくソーシャルラーニングに期待を抱く若い世代が労働人口の中心に浮上してくる……という内容を予想させますが、そうではありませんでした。

    • タイトル「ソーシャルラーニング」入門
    • 著者: トニー・ビンガム(著)、マーシャ・コナー(著)、ダニエル・ピンク(序文)(その他)、松村太郎・監訳(翻訳)、山脇智志(翻訳)
    • 出版社: 日経BP
    • 出版日: 2012-01-06

    この本からの他のリスト

  • マネジメントの3つの役割

    まえがき

    『マネジメントには、自らの組織をして機能させ、社会に貢献させるうえで三つの役割がある。』

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて『経営の哲学 (ドラッカー名言集)』より。この本は引用集で、引用元は『マネジメント』です。

    「影響を処理する」という言葉の意味を掴みかねたので、引用元の原著にさかのぼってみました。分かりやすくていい言葉だったので、こちらも引用します。

    There are three tasks, equally important but essentially different, which management has to perform to enable the institution in its charge to function and to make its contribution:

    – the specific purpose and mission of the institution, whether business enterprise, hospital, or university;
    – making work productive and the worker achieving;
    – managing social impacts and social responsibilities.

    1番目と3番目はどこか意味が重複するように感じるのですが、 “essentially different” とのこと。もうすこし考えてみよう。

      • 重要な選択にあたって自分に問うべき10の質問

        まえがき

        『この10の質問に対する答えは、即座にあなたの思考の道筋をすっきりと整理し、もっともあなたのためになる選択をする手伝いをします。』

        リスト

        あとがき

        まえがきを含めて『選択の瞬間―あなたを成功に導く10の質問』より。本全体は a bit too spiritual for me でしたが、選択のために視野狭窄に陥らないようなリストを用意しておくという発想はいいですね。「望ましい選択か、それとも望ましくない選択か」というかたちにしておくのも、実用性があってよいかと。

        ちなみに原文ではどういう言葉なのか。amazon.comからLOOK INSIDE!機能で目次を見ることもできますし、著者のホームページにも載せられていました。
        以下は”The Best Year of Your Life“(PDF)からの引用です。

        1. Will this choice propel me toward an inspiring future or will it keep me stuck in the past?
        2. Will this choice bring me long-term fulfillment or short-term gratification?
        3. Am I standing in my power or trying to please another?
        4. Am I looking for what’s right or for what’s wrong?
        5. Will this choice add to my life force or rob me of my energy?
        6. Will I use this situation as a catalyst to grow and evolve or will I use it to beat myself up?
        7. Does this choice empower me or does it disempower me?
        8. Is this an act of self-love or an act of self-sabatoge?
        9. Is this an act of fear or an act of faith?
        10. Am I choosing from my divinity or my humanity?

        • 「問題」の4要素

          まえがき

          『すべての問題には共通した性質が存在する。それは、次の四つの基本要素があることである。』

          リスト

          あとがき

          まえがきを含めて『クリティカルシンキング・実践篇―あなたの思考をガイドするプラス50の原則』より。目標を達成する【道具】と【操作】が分かっているのであれば、もう問題は解決されている(あとは実行あるのみ!)と読めますが、本文中の事例を読むと、使いうる【道具】やしうる【操作】がリストアップされています。問題を【目標】と現状とのギャップとして捉えるというよりは、解決策のイメージ込みで定義する感じですね。

          • 問題をとく4段階

            まえがき

            『問題の答を見つけようとする時には、われわれは問題を色々の角度から見、これを色々なやり方で解こうと試みる。われわれは幾度も幾度も立場を変えなければならない。』

            リスト

            あとがき

            まえがきを含めて『いかにして問題をとくか』より。この4段階では抽象的であたりまえのように思えますが、たとえば英語版Wikipedia(Wikipedia)には詳細なステップが載っています。本書の表紙見返し部分にも。

            • タイトルいかにして問題をとくか
            • 著者: G. ポリア(著)、Polya,G.(原著)、賢信, 柿内(翻訳)
            • 出版社: 丸善
            • 出版日: 1975-04-01
            • 人間が変わる方法

              まえがき

              『人間が変わる方法は三つしかない。(略)もっとも無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。』

              リスト

              あとがき

              まえがきを含めて『大前研一 洞察力の原点 プロフェッショナルに贈る言葉』より。リスト項目はまえがきの(略)の部分に文章として入っていたもの。リスト形式にして引用しました。

              この本は大前 研一の過去の著作からの名言集みたいな本。出典は「『プレジデント』2005年1月17日号」となっています。たぶん他の著作でも言っていますよね。雑誌以外のどこかで見かけたことがある気がします。

              学び方を変えるとか行動を変えるとか、それらはすべて「時間配分」に入っているのかな。いや時間の配分は同じでも、たとえば読む本の質を変えることで人間変わっていくと思いますが、それとても「時間の使い方を変える」と解釈すればカバーできなくないか。しかしそこまでいくと第三項目だって「時間の使い方を変える」に含められるし……と、なんとなくMECE感のあるようなないようなリストです。

              • 4つのイドラ(フランシス・ベーコン)

                まえがき

                『ベーコンはわれわれの精神から一切の偏見を除去しようとした。かれによると排除さるべき偏見には四種類のものがあり、かれはこの四種の偏見を偶像(idola)と名づけた。』

                リスト

                あとがき

                まえがきは『合理主義―東と西のロジック』より。リスト項目は「イドラ」(Wikipedia)より、多少編集のうえ引用しています。

                この本からの他のリスト

                参考文献

                研究者の警〈いまし〉むべき4つの態度(貝原益軒) – *ListFreak

              • 研究者の警〈いまし〉むべき4つの態度(貝原益軒)

                まえがき

                “貝原益軒は『大和本草』の序文において、研究者は「自己の聞見」にたよるべきことを主張し、次に研究者の警むべき誤った態度を四つ指摘している。”

                リスト

                あとがき

                まえがきを含めて『合理主義―東と西のロジック』より。タイトルとリストの読みがな(〈〉内のひらがな)はこちらで追加しました。

                『大和本草』は1709年に貝原益軒によって刊行された、薬用植物のカタログみたいな本。中村学園大学図書館のページでスキャンイメージが公開されています。Wikipediaの「大和本草」のページにも『益軒は自ら観察・検証することを基本とした。』とありますが、このリストがその心得集と言えましょう。

                『合理主義』の著者である中村 元は、これが、貝原益軒の(わずか)一世紀前にフランシス・ベーコンが『ノーヴム・オルガヌム』で指摘した四つの偶像(イドラ)と類似していると指摘しています。すなわち

                • 種族のイドラ … 大凡聞見寡陋なること
                • 洞窟のイドラ … 軽率に決定すること
                • 市場のイドラ … 妄りに聞見を信ずること
                • 劇場のイドラ … 偏えに己が説に執すること

                だというのです。

                んー、そうなのかなあ。どちらも思い込みを排するためのフレームワークではありますが、1対1に対応しているようには思えないのだけれど……。

                この本からの他のリスト

                参考文献

                4つのイドラ – *ListFreak