投稿者: koji

  • 分析にも立案にも役立つ「因縁果報」

    まえがき

    問題分析であれ戦略立案であれ、起きた(起きて欲しい)事象の関係を構造化をするときに使えるフレームワーク。

    リスト

    あとがき

    特定の引用元はありません。因縁果報(いんねんかほう)というと宗教がかった言葉に感じられるかもしれません。しかしリストのようにそれぞれの要素を見ていくと、合理的で使い勝手のいいフレームワークです。

    過去    現在    未来
    ↓      ↓      ↓  
    因┬──果───報  
    縁┘                
      【問題分析】
    

    現在  未来        
    ↓    ↓          
    因──┬─果──報
          縁          
      【戦略立案】
    

    参考文献

    読み物 – 372. 分析にも立案にも使えるフレームワーク「因縁果報」(1) – 起-動線
    読み物 – 373. 分析にも立案にも使えるフレームワーク「因縁果報」(2) – 起-動線

  • 「正しい道」を実践する「三離」

    まえがき

    『仏教者たちは、いかなる条件にかなっていることをもって「正しい」とするかと問いいたってみると、おおよそ、つぎの三つの条件をもって答えられる。』

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて『知恵と慈悲「ブッダ」―仏教の思想〈1〉』より。【】の後は本文を編集のうえ引用しています。従うべきは正法であり、実践すべきは八正道(はっしょうどう)でありと、仏教には「正」という字がたくさん出てくるわけですが、要するに何をもって正しいと考えればよいのか。

    この3つの「離れる」が仏典からの引用なのか、著者である増谷 文雄氏の考察なのか、調べがつきませんでした。まえがきに引用したあたりの調子からすると、著者独自の考察のように思えます。何にせよ、すばらしく端的かつ網羅的な心得だったので、勝手ながら「三離」と命名して収集しました。

    バイアスを排する。重要なことに集中する。二分法的思考に陥らない。現代でも通じる優れた思考態度ではないでしょうか。

    • 落ち込みを防ぐ10の生活習慣

      まえがき

      『起こってしまった「感情」をコントロールすることは難しいが、不快な「感情」がなるべく起こらないように予防していくことは比較的容易にできる。』

      リスト

      あとがき

      まえがきを含めて『感情をコントロールする力』より。リストの前半は目次からの引用です。後半の―以降は、本文のさし絵から選択的に引用しました。パッと見てお分かりのとおり成人、それも中年以降をやや意識したリストです。

      人間、40歳代、50歳代になると感情のコントロール力が落ちてくるとのこと。

      • アイデア発想5つの技法

        まえがき

        「アイデア発想技法とは、何かの対象に対して、考え、気づき、工夫、着眼などを得ることを目的に、それらがより得やすくなるように考え出された方法のことです。」

        リスト

        あとがき

        まえがきを含めて『ワンランク上の問題解決の技術《実践編》 視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ』より。この本にはこんな類型がいろいろ載っています。セブン・クロス法なんて聞いたこともない方法があったりして、興味をひかれました。

        方法の詳細を知らなくても、このアプローチの違いを意識しておけば、技法はその場でなんとか開発できそうな気もします。

        この本からの他のリスト

      • 無意識を働かせて5分間で後悔の少ない決断をする3ステップ

        まえがき

        「研究者はこのふしぎな現象について、くり返し同じ結果をえている。アパートでも、車でも、株でも、選ぶ前にまったく違う作業で頭を使うと、いい決断ができるのだ。」

        リスト

        あとがき

        まえがきを含めて『その科学が成功を決める』より。引用元では第2項目に英語のアナグラムが8問ほど載っていましたが省略。たとえば数独(ニコリ)なんかいいんじゃないでしょうか。
        まえがきの「いい」決断というのは、タイトルに含めたように「後悔の少ない」決断という意味。後から振り返ったときにより満足できる決断ということです。

        このステップを特徴づける第2項目のねらいは、意識を別の仕事で忙しくさせることにあります。
        『複雑な問題にかんしては、考えすぎは即断と同じくらいよくない。大切なのは決めるべきことを頭に入れること、そして意識を遊ばせ無意識に出番を与えることだ。』

        なぜ無意識にゆだねると後悔の少ない決断ができるのか。そのメカニズムはよくわかっていないのですが、まえがきに引用したように、実験した範囲内では、多様な決断において似た結果が得られているということでした。挙げられていた参考文献はこちら。
        “I like it but I don’t know why” 2001 – Google Scholar
        “On Making the Right Choice” 2006 – Google Scholar

        • タイトルその科学が成功を決める
        • 著者: リチャード・ワイズマン(著)、木村 博江(翻訳)
        • 出版社: 文藝春秋
        • 出版日: 2010-01-26
        • メディアが自殺を報道する際の原則

          まえがき

          「啓発されたメディアによって、適切で、正確で、援助するような方法で自殺が報道されるならば、自殺によって生命が失われるという悲劇的な死を予防することに役立つだろう。」

          リスト

          あとがき

          まえがきを含めて「WHO による自殺予防の手引き」(自殺対策 | 内閣府)より。この文書は一般医、プライマリケア従事者、メディア関係者のそれぞれに向けたセクションからなりますが、最後の【マスメディアのための手引き】から引用しました。誰でもメディア時代なので読んでおくべきリストかと。

          引用元では前半の6項目が「ぜひすべきこと」、後半が「してはならないこと」とカテゴリ分けされています。当サイトではできるだけフラットなリストに変換しているので、後半の語尾を変更しました。

        • 英文報告書7つのルール

          まえがき

          SEC(米国証券取引委員会)が作成した「文章術」のハンドブックから、『英語ノン・ネイティブにとっても有益な7つの指摘』。

          リスト

          あとがき

          『すぐ使える仕事英語――英語公用語化、外資系のリアル』より。【】の右側は解説文から要約・引用しました。

          まえがきに書いたように、このリストはSEC(米国証券取引委員会)が作成したハンドブック”A Plain English Handbook – How to create clear SEC disclosure documents“(PDFファイルへのリンク)から採られています。著作権フリーの宣言がされているので誰でも配布が可能な文書です。

          このリスト同様、この本↓も平明で有用そうですよ。


            ミニ書評@起-動線

          • 問題解決5つのフェーズ「ISSUE」

            まえがき

            「これまで、問題解決のための方法論は数多く存在してきました。(略)しかし、どの方法論にも、実は共通のフェーズがあります。」

            リスト

            あとがき

            まえがきを含めて『ワンランク上の問題解決の技術《実践編》 視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ』より。収集目的でピックアップしました。頭字語を作られたのは見事。第3、第4項目あたりが和製っぽいけれど。

            この本からの他のリスト

          • 「心の成長」の5段階

            まえがき

            「自分に聞き、自分の感情を把握し、感情を調べることが自分自身の人間的成長につながっていくためには、日常的に自分が何を話し、そこにどんな思いを込めているかに注目することが、大きな助けとなる。」

            リスト

            あとがき

            まえがきを含めて『愛と癒しのコミュニオン』より。各リスト項目の1行目は(漢数字をアラビア数字に変えたほかは)そのまま引用しました。2行目以降は解説文から編集・引用しています。また引用元では、例文の失業率は4%です。

            よく、自分の感情を見つめるとか自己意識を高めるとかいいますが、具体的にどうすればよいのか分かりづらいところがあります。この段階モデルは、そのよい手引きになりそうです。

            この本からの他のリスト

          • 人が現実世界を見るときに使う3つのフィルター

            まえがき

            『ノーム・チョムスキーは(略)、人が世界を見るときに使っているフィルターは、次の三つのプロセスを経て作られると述べています。』

            リスト

            あとがき

            まえがきを含めて『「影響言語」で人を動かす』より。まえがきで(略)とした部分には「一九五七年の変形文法に関する論文の中で」という言葉が入っていました。

            調べてみると、たぶんこれかなあ。ただ本文を読むことはできませんでした。

            Avram Noam Chomsky, “Logical Structures in Language”, American Documentation 8.4 (1957)

            ちなみに削除・歪曲・一般化は、それぞれDeletion, Distortion, Generalization。

            • タイトル「影響言語」で人を動かす
            • 著者: シェリー・ローズ・シャーベイ(著)、Shelle Rose Charvet(著)、上地 明彦(監修)、上地 明彦(翻訳)、本山 晶子(翻訳)
            • 出版社: 実務教育出版
            • 出版日: 2010-08-10