まえがき
問題解決にあたって心しておきたい、問題の性質。
リスト
- 目をそらすと、大きくなる。
- 逃げると、追いかけてくる。
- 人のせいにすると、増えていく。
- 向き合う勇気を持つと、正体を現す。
- 引き受ける覚悟を持つと、教師になる。
- 高い理想から照らすと、崇高な光を放つ。
あとがき
自作。
参考文献
「問題の不思議」 – 起-動線
美しい箇条書き
「意識的に脳にゆさぶりをかける4つの基本質問を紹介します。」
まえがきを含めて『「箇条書き」を使ってまとまった量でもラクラク書ける文章術』より。ピラミッド・ストラクチャーづくり・発想法・そして文章術の本。実践的で読みやすい、いい本でした。
「言い訳を使った場合の倒錯した心理的報酬の例を見てみよう。この一時の利益が、言い訳の魅力的破壊力の根源なのだ。」
まえがきを含めて『5つの鍵―彼女たちが成功した理由』より。解説文は一部編集してあります。
ネーミングにユーモアが感じられますね。
「あなたが自分の気持ちを正直に把握し、真っ直ぐに、そして相手に伝わるような表現をとっている時、この方法は素晴らしい効果を発揮する。」
まえがきを含めて『愛と癒しのコミュニオン』より。解説句は本文を参考にこちらで付けました。
本文中の例文をいくつか、ラベルを貼ったうえで引用します。
– (ほめる1)「あなたがごみを出すのを手伝ってくれると【事実】、お母さんはとても助かって【影響】うれしいわ【気持ち】」
– (ほめる2)「これだけしっかりやってくれると【事実】、後の処理が楽になるから【影響】とても助かるよ【気持ち】」
– (不安の表明)「そんなことをいわれると【事実】、あなたへの信頼感が損なわれるみたいで【影響】、とても不安な気持ちになる【気持ち】」
– (議論の中断)「あなたがそんなことをいうと【事実】、疲れているのにますます疲れちゃって【影響】、もう口をききたくなくなる【気持ち】」
会話で使うリストは3つくらいが嬉しいですね。
『話がまとまるプロセスには原理原則があります。原理原則を学べば、誰でも「話がまとまる」方法を会得することができます。』
まえがきを含めて『プロファシリテーターのどんな話もまとまる技術』より。本の最後に、要約を兼ねて『「話がまとまる」ためのキーワード』が22個挙げられています。そこから、本書の特徴を表していると思った言葉・個人的に覚えておきたい言葉を5つ選びました。説明文の内容は多少刈り込んでいます。さらに本文から第1項目(3つのステップ)を編集・引用しました。
「慈しみ、あわれみ、共感する喜び、無執着は美しく深い心の現れです。これを四無量心と呼ぶのです。」
まえがきを含めて『小説ブッダ―いにしえの道、白い雲』より。ひとつながりの文章を文ごとに区切ってリスト化しました。
慈悲喜捨=四無量心(しむりょうしん)というのは、定義はWikipediaを含めてさまざまな本にあります。特に「捨」の解釈はいろいろあるみたいです。そんな中、この文章がとりわけ分かりやすく感じたのでメモ。こうやって読んでみると、MECE度の高い人間関係の心得でもありますね。
ここはブッダがラーフラという、実の息子でもある若い僧に教えを説くくだりです。このあと、因果の法則は人間関係にも及ぶのだという意味合いを込めてでしょう、このようなことばが続きます。
「かれあるがゆえにこれあり。これあるがゆえにかれあり。自分と他人はわけることができません。あれを追っているからといって、これを拒んではならないのです。」
ダイエットを、よく考えず慢性的に試している人の特徴だそうです。
『食も心もマインドフルに―食べ物との素敵な関係を楽しむために』より。マインドレスな食事のスタイルとして、このリストに挙げた「慢性的にマインドレスなダイエットをしている」のほか、「マインドレスに食べる量が不足している」「マインドレスに食べすぎている」「マインドレスに混乱した食事をしている」という分類がありました。
『これは平和の精神を日常生活に取り入れるための明快で実際的な方法です。』
まえがきを含めて『あなたに平和が訪れる禅的生活のすすめ―心が安らかになる「気づき」の呼吸法・歩行法・瞑想法』より。著者のティク・ナット・ハンは『「五つの気づきの訓練」は、ずっと昔に仏陀が授けてくれたものです。』と述べています。
内容は五戒とほぼ同じなのですが、個人的には「〜するな」より「〜しよう」という形式のリストが好きなので、携えるならこちらかな。
□□に斬新な解釈を生み出したい対象を入れ、カッコ内を埋めていきます。例はあとがきで。
『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義』より。□□=「アイデア」のときの例が10個ほど紹介されています。たとえばこんな感じ:
アイデアは、赤ん坊に似ている。
なぜなら、誰もがかわいいと思うからである。
したがって、自分自身のアイデアを吟味するときには客観的でなければならない。
本には、「赤ん坊」のところに「靴」「鏡」「しゃっくり」「泡」「車」「チョコレート」「麻疹」「ワッフル」「蜘蛛の巣」を入れた例文があります。どれも見事!な解釈でした。
引用元では『創造性に関する授業では、アイデアを思いもよらないものと結びつけることで発想力を鍛えています』ということで、□□のところは変数でなく「アイデア」でした。それを発想の汎用的なエクササイズとするために□□に変更してみました。
スタンフォード大学で起業家育成に携わるティナ・シーリグの本から。
ティナ・シーリグ『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義』より。目次の各章の副題だけを抜き書きしました。「無用なキャリアアドバイス」という項目だけを「キャリア・アドバイスに用はない」と変えています。
章題は、たとえば第1章は「スタンフォードの学生売ります」。原著だと”Buy One, Get Two Free”という感じです。副題はありません。ところが日本語版では、副題が添えられています。この副題が「20歳のときに知っておきたかったこと」のまとめになっていますので、リストとしてまとめてみました。
こうやってエッセンスだけ抽出してしまうと色あせてしまいますが、ライブ感があっていい本でしたよ。