投稿者: koji

  • 寿命を縮める怒り(敵対性)の3つの側面

    まえがき

    「怒りは人を殺す」。敵対性の高い人は健康を害しやすいという研究があるそうです。その「敵対性」はどんな側面から測れるのでしょうか。

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    あとがき

    『怒りのセルフコントロール』より。この本には、この3側面の強さを測るテストがあります。自分ではまあ温厚な方なんじゃないかと思っていたりするわけですが、「行動」にこそ表さないものの、「態度」や「情動」面では、怒りの種みたいなものを抱えているなあ、なんて発見があったりしました。

    • タイトル怒りのセルフコントロール
    • 著者: ウィリアムズ,レッドフォード(著)、ウィリアムズ,ヴァージニア(著)、Williams,Redford(原著)、Williams,Virginia(原著)、彰, 岩坂(翻訳)
    • 出版社: 創元社
    • 出版日: 1995-05-01

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  • 〈モチベーション3.0〉3つの要素

    まえがき

    人が自らに動機づけられて行動するとき、その源にある欲求とは何か。

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    あとがき

    『モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか』より。エドワード・デシの「自発性(内発的動機づけ)のみなもと」とかなり重なっています。第1項目は100%、第2項目は80%、第3項目は50%という感じで。

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  • 自律性を支える4つのT

    まえがき

    『タイプI(内発的に動機づけられた人)の行動は、この四つのTに関して自律性を得たときに現れる。』

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    あとがき

    『モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか』より。まえがきも、編集してありますが本文からの引用です。本文の解説から、それぞれのTの自律性を高める取り組みのキーワードを取り出して〈〉内に添えてみました。

    何を(What)・いつ(When)・どのように(How)・誰と(Who)でもいいのでしょうが、ちょっとありきたりな感じになります。そこを4つのTでくくり直してみせる気の利かせぶりが、なんとなく著者らしい。

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  • アメとムチの致命的な7つの欠陥

    まえがき

    アメやムチで人を動機づけること(外発的動機づけ)が往々にして陥る帰結の一覧。

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    あとがき

    『モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか』より。こういった結果になってしまう理由のレベルでまとめた方が外発的動機づけのメカニズムがよく分かるし、もうすこし少ない個数でまとめられそうに思います。7つの大罪に引っかけたかったのかな。

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  • 「健康さ」の源にある首尾一貫感覚

    まえがき

    『SOC(Sense of Coherence)は1970年代にアントノフスキーが、大きなトラウマ(ナチ強制収容者からの生還)体験を持ちながらもなお、健康に生きている人たちの存在に驚き、その人々の健康はなぜ保たれているのかに注目し研究する中で見出した健康生成要因である。』

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    あとがき

    まえがきを含めて『ポジティブ心理学―21世紀の心理学の可能性』より。この本では”Sense of Coherence”を「コヒアレンス感」と訳していますが、タイトルには、より一般的に使われているっぽい「首尾一貫感覚」を採用しました。なんだかこなれていないことには変わりないけれど。

    健康な人は単に「病気ではない」のではなく、積極的に健康さを生成しているのだ。それが健康生成論の視点だと大ざっぱに理解しました。いいですね。

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  • 社員のモチベーションの3要素

    まえがき

    『三要素すべてが満たされたとき、社員と会社とのあいだには、他には見られない化学反応が起こる。それが「情熱」なのだ。』

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    あとがき

    まえがきを含めて『熱狂する社員 企業競争力を決定するモチベーションの3要素』より。89カ国・237に及ぶ会社・組織の被雇用者250万人に対する調査からの結論というのが売り。

    【】後の解説は本文からの編集・引用です。公平感・達成感・連帯感という言葉はラベルとしては分かりやすいのですが、ラベルだけでは抽象的で意味が読み取りづらいもの。そこでこういったミニ解説が重要になってきます。それが帯にでも書いてあったら、本書はもっと読まれていたような気もします。

    Amazon.co.jpに「そもそも、どのようにしてその3要素に特定するに至ったかについては、説明は見当たらない」というカスタマーレビューがありました。たしかに、調査項目を作る時点で何らかの仮説があったはずですが、そのあたりは本書には書かれていません。

    この3要素をフレームワークとして眺めてみると、ハーズバーグの2要因理論(衛生要因と動機づけ要因)が下敷きにあるのかなという印象を受けました。

    ┌衛生要因──────────公平感
    │                                  
    └動機づけ要因┬1個人として─達成感
                  └組織人として─連帯感

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  • グランディー夫人(世間の口)とつきあうための5つの心得

    まえがき

    自分の見解を世に問うときに想定される批評・批判とどうつきあっていけばよいのか。

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    あとがき

    グランディー夫人とつきあうための5つの心得」 – 起-動線より。

    「グランディー夫人」という言葉は、サミュエル・スマイルズの『向上心』という本で見つけました。

    いわゆる社会の腐敗した力に立ち向かうにはかなりの道徳的勇気が必要である。“グランディー夫人”(世間の口)は庶民的でどこにでもいる人物だが、その影響力ははかりしれない。

    • 習慣を構成する3要素

      まえがき

      『習慣は「知識」と「スキル」と「やる気」という三つの要素からなっている。(略)習慣にするためには、この三つの側面をすべて育成しなければならない。』

      リスト

      あとがき

      まえがきを含めて『7つの習慣―成功には原則があった!』より。この本の内容をつぶやくTwitterのbotで見かけました。書籍で確認してみると、たしかに最初のほうに図解入りで書かれていました。

      すっかり読み流していましたが、あらためて「習慣とは何によって作られるか?」と問われてゼロから考えてみると、これはかなり難しい。この三幅対は収集しておく価値があります。

      • タイトル7つの習慣-成功には原則があった!
      • 著者: スティーブン・R. コヴィー(著)、Stephen R. Covey(原著)、ジェームス スキナー(翻訳)、川西 茂(翻訳)
      • 出版社: キングベアー出版
      • 出版日: 1996-12-25

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    • 6つの性格(テーラワーダ仏教)

      まえがき

      『テーラワーダ仏教の伝統では、感情の働き具合で人の性格を6つに分けてみるのです。』

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      あとがき

      まえがきを含めて『悩みと縁のない生き方―「日々是好日」経』より。性格といえば「性格を構成する5つの因子(OCEAN)」として投稿したビッグ・ファイブというモデルが現在の主流のようですが、それとは違った切り口ですね。

      1と2はそれぞれ貪瞋痴(とんじんち)(Wikipedia)の貪と瞋、3から5は痴のバリエーションのように思えます。

      興味深いのは、これが『「育てた結果の性格」ではなく、「生まれつきの性格」』だという記述があったこと。テーラワーダ仏教はお釈迦様本人のメッセージが比較的厳密に守られている仏教ということで注目を集めていると理解しているのですが、お釈迦様も生まれつきの性格があるという考えだったのかな。

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    • 「日々是好日」経

      まえがき

      “「我々は自分の力で『今日はよい日でした』と言えるような生き方をしよう」というのが、仏教の基本的なモットーなのです。”

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      あとがき

      まえがきを含めて『悩みと縁のない生き方―「日々是好日」経』より。「にちにちこれこうにち」経と読むそうです。中部経典という経典に収められているとのこと。

      2行ずつ、4つの偈になっています。

      「今・ここ」の教えの原点、ですね。

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