投稿者: koji

  • 自分の“才能”を引き出す5つの方法

    まえがき

    茂木健一郎氏の文章から。

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて
    『考える力をつくるノート 〜 すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった』より。ビジネス書などで有名な著者が自説をコンパクトにまとめ直した感のある、お得なようなお得でないような?本でした。

    章ごとにまとめリストがあります。もっとも完成度が高いと思われたリストを選んで引用しました。

    この本からの他のリスト

  • ワインの質を決定する3要因

    まえがき

    「ワインの質を決定する要因はいろいろありますが、その中でも最大のものは何かと聞かれたときに、何と答えるか。ここに、ワインを造る人たちの思想があらわれます。」

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて『葡萄酒の戦略 ―ワインはいかに世界を席巻するか』より。リストは本文から編集・引用しています。
    テロワールは「産地」と書きましたが、本文中では「そのブドウの樹が植えてある土壌、気候、日射量などのその土地固有の風土的な環境要素を表す概念/時にはその土地の文化・価値観なども含めて考えることも」といった丁寧な解説になっています。

    ひらたく言えば、ワインは(1)何から (2)どこで (3) 誰が 造るかによって質が決まるということ。当たり前のような話ですが、ワイン業界ではながらくテロワール主義が常識であり、セパージュ主義の台頭はここ3-40年のことだということです。

    この本からの他のリスト

  • 「ストレスゼロ・テクニック」の3つのステップ

    まえがき

    『「ストレスゼロ・テクニック」とは
    「身体」と「ビジュアル」と「言葉」の3つを使うことによって、
    「引き出したい感情が 出てこざるを得ない条件」
    を、逆につくってしまうテクニックなのです。』

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて『ストレスは捨てられる』より編集・引用。リストだけ取り出すとやけに簡単ですね。キーワードになっている「身体」「ビジュアル」「言葉」は次のように定義されています。

    「身体」 … 姿勢、呼吸、ジエスチャー、日の動きなどすべての身体の動き
    「ビジュアル」 … 頭の中に思い浮かぶ「映像」の画質や構図の特徴
    「言葉」 … 習慣的に使っている言葉や声のトーン、音質、方向

    感情のすべてはこの3つの組み合わせなので、これをコントロールしていこうという発想。下敷きになっているのはNLP(神経言語プログラミング)。

    • 真理を「自ら確かめる」ための10か条

      まえがき

      『思考、概念、論、意見、見解などの主張には、その反対意見も自動的に成り立つのです。どんな意見にも反論が現れるので、人々が教えに納得するのは難しいのです。ブッダはその事実を認めた上で、我々がマインドコントロールの罠をさけて、真理を「自ら確かめる」ためのポイントを、十箇条挙げました。』

      リスト

      あとがき

      まえがきを含めて『テーラワーダ仏教「自ら確かめる」ブッダの教え』より。「…」より左側は見出しの正確な引用ですが、右側の解説部分は本文の要約であり、一部引用者の意訳が含まれています。日本テーラワーダ仏教協会のWebサイトにもこの10か条は載っています(「すべては自ら確かめよ」)。しかし書籍では一般的な文脈で使えるように意訳されているので、分かりやすいですね。

      5.のところは解説も短めなのですが、演繹法の「前提」に当たる部分を言葉で定義し尽くすことができないため、結論を操作できる余地がある。したがって真理を判断する基準にはならないという意味だと理解しました。

      これらに全部留意しつつ「自ら確かめる」。大事にしたい心得だ。

      この本からの他のリスト

    • コミュニケーションの4つの要素

      まえがき

      上手な(暴力的でない)コミュニケーションとは、この4要素をおさえ、適切な言葉を用いること。

      リスト

      あとがき

      『「なんでわかってくれないの!」と思ったときに読む本』より。原文(プロローグ)では、あえて発信側の視点のみから4要素を説明していたので、カッコを追加して受発信両方に使えるようにしました。

      弁護士である著者の経験から生まれたそうです。コミュニケーション系の書籍などで似たリストは見かけますが、これは端的で覚えやすいリストではないでしょうか。

      • 五停心観

        まえがき

        『小乗仏教のうちでも特に後期の説一切有部では、修行者がさとりを求める心を起こしたならば心理を思惟する前段階として、戒律を守り、身体を清浄にし、伝統的な教説を聞いた上で、「五停心観(ごじょうしんかん)」を修する。』

        リスト

        あとがき

        まえがきを含めて、中村 元『慈悲』(講談社、2010年)より。 参考文献として特定の文献は示されておらず、「こういう体系は後代のアビダルマで説かれたらしい」とありました。 このような形でリストになっていたわけではなく、本文を編集・引用してリストに仕立てました。

        最初の3項目は三毒(貪・瞋・癡)ですが、それぞれに不浄・慈悲・因縁という心観が充てられています。ありのままの観察によって貪を、慈悲の心によって瞋を、因縁の理解によって癡を、それぞれ治せるということならば、これは三毒に対する「三薬」と言えそうです。

        修行の順序としては、リストの並びとは逆に数息観(しゅそくかん/すそくかん)→ 界差別観 →三毒対治でしょうか。「対治」というのも見慣れない言葉です。辞書を引くと「退治」と同じらしい。

        • ACTの6つのコア・プロセス

          まえがき

          第三世代の行動療法のひとつ、ACT(Acceptance and Commitment Therapy、アクセプタンス&コミットメント・セラピー)の手続きとは。

          リスト

          あとがき

          『アクセプタンス&コミットメント・セラピーの文脈―臨床行動分析におけるマインドフルな展開』より。この本、出版社が倒産したとかで手に入りづらかった……。

          (第二世代の)認知行動療法から一般のビジネスパーソン向けのエクササイズがたくさん生まれていますが、このACTも、今後同じように生活の質を高める目的で幅広く解釈・援用されていきそうです。

          リストは第6章からの引用です。ただし、第2項目については日本語の係り受けの理解が難しかったので、わたしの解釈で書き直してしまいました。原文はこちら:「認知的フュージョン、不要な理由づけ、有害な評価を助長し、それによって生活の質を高めるような活動に対して障害(バリア)となる私的な経験や事象を生み出す言語特有のプロセスを弱める」。

          この6つのコア・プロセスの原典は”Acceptance and commitment therapy: Model, processes and outcomes“(Google scholar)で確認できます。

          • いつでも使える「メールの3要素」

            まえがき

            メールを書くのに時間がかかってしまう人へ。

            リスト

            あとがき

            『リストのチカラ』『リスト化仕事術』より。

            メールもきちんと構成を考えて書ければよいのですが、なかなかそうもいきません。書きながら考えていくと、どうしてもダラダラ書いてしまいます。

            このシンプルな構成の利点は、概要を先頭に置いておくこと。読み手に優しいのはもちろんですが、書き手にも一定の時間枠の中でベストを尽くせるというメリットがあります。最低限伝えたいことを「概要」として冒頭に書いておき、あとは時間の許す限り「背景」「内容」をダラダラ書いていく。内容面でも時間面でも、そんなに破綻しません。

            具体的には、こんな感じ。
            ・タイマーで、たとえば20分間にセット。
            ・まず事務的に「概要」と「内容」を書く。
            ・残り時間で思いのたけを「背景」に込める。
            ・時間があれば「概要」をブラッシュアップする。時間が尽きてしまったらタイマー延長。

            こうやって書いてみると、けっこう「背景」欄が長くなるんですよね。そのメールで伝達・共有すべき内容そのものはもちろん「内容」欄なのですが、「内容」欄を誤解なく読んで欲しいという思いが強いと「背景」欄が長くなるみたいです。


          • 「なぜ」を問う(原因帰属をする)4つの目的

            まえがき

            「ネガティブなできごとを経験した場合や、たとえポジティブであってもそれが予想外のできごとであった場合に、私たちは原因帰属を行います。」

            リスト

            あとがき

            まえがきを含めて『やる気はどこから来るのか―意欲の心理学理論』より。リストは本文を多少編集しています。

            原因帰属とはできごとの原因を見つけることです。人間はなぜ自動的に原因帰属を行うのかを著者が考察した箇所から引用しました。

              参考文献

              因果関係のとらえ方のクセを測る4つの軸

            • デスク作業の疲れを取る2ステップ休憩

              まえがき

              15分ごとに30秒。「かんたんな動作ですが、日頃から心がけるだけで首の血行がよくなり、老廃物が除去され酸素・栄養が筋肉に行き渡るので筋肉の疲労が回復します。」

              リスト

              あとがき

              まえがきを含めて『パソコン疲れは首で治せる!』より。特にノートパソコンを使っていると姿勢がうつむきがちになるので、首まわりの筋肉のリラクゼーションが重要とのこと。

              ドライアイ → 目薬 という対症療法ではダメ、というのは経験的に頷けます。著者によると、ドライアイ(やドライマウスなど)の原因は自律神経の異常にあるとのこと。ドライアイでいえば、涙腺をゆるませる副交感神経がはたらかなくなってしまうから。

              パソコン作業によってドライアイになるのは、「パソコン作業」→「目の疲れ」→「ドライアイ」という経緯なのではなく、「パソコン作業」→「首の筋肉の疲労」→「自律神経の異常」→「ドライアイ」という図式だったのです。

              ドライアイの真因は目の疲れよりも自律神経の異常にあるという部分は納得できたのですが、自律神経の異常の主な原因が首の筋肉の疲労にあるというのはホントかな?と感じてしまいました。読み進めていくと、こんな記述が。

              首の筋肉がこる、すなわち硬化した状態になってしまうと、神経根からでているこの自律神経に悪影響が及び、さまざまな体調不良が発生します。首の筋肉のこりが自律神経の失調を起こすメカニズムについては、今後の研究を待たなければなりません。

              メカニズムは不明ながら、「ムチウチ症の研究をライフワークにしていた」著者の長年の臨床経験から、首のコリと自律神経の異常に因果関係を確信するにいたったということ。しばらく試してみようと思います。