まえがき
『これは平和の精神を日常生活に取り入れるための明快で実際的な方法です。』
リスト
- 【生命に敬意を払う】 殺生によって生じる苦しみに気づく。そして哀れみを育み、人間、動物、植物、鉱物の生命を守れるようになると誓う。
- 【寛容になる】 搾取、社会的不公正、窃盗、抑圧によって生じる苦しみに気づく。そして優しさを育み、人間、動物、植物、鉱物のすべての安寧のために働けるようになると誓う。
- 【性的責任を果たす】 性的不品行によって生じる苦しみに気づく。そして責任感を育み、個人、夫婦、家族、社会の安全と品位を守れるようになると誓う。
- 【深く耳を傾け、愛をこめて話す】 他者の話が聞けず、不注意な発言をすることによって生じる苦しみに気づく。そして深く耳を傾け、愛をこめて話すことで、相手に喜びと幸せをもたらし、相手の苦しみを和らげられるようになると誓う。
- 【意識的な消費をする】 不注意な消費によって生じる苦しみに気づく。そして自分や家族や社会のために、意識的な飲食や消費をして心身の健康を育むと誓う。
あとがき
まえがきを含めて『あなたに平和が訪れる禅的生活のすすめ―心が安らかになる「気づき」の呼吸法・歩行法・瞑想法』より。著者のティク・ナット・ハンは『「五つの気づきの訓練」は、ずっと昔に仏陀が授けてくれたものです。』と述べています。
内容は五戒とほぼ同じなのですが、個人的には「〜するな」より「〜しよう」という形式のリストが好きなので、携えるならこちらかな。
- タイトル: あなたに平和が訪れる禅的生活のすすめ―心が安らかになる「気づき」の呼吸法・歩行法・瞑想法
- 著者: ティク・ナット ハン(著)、Hanh,Thich Nhat(原著)、通緒, 塩原(翻訳)
- 出版社: アスペクト
- 出版日: 2005-02-01