投稿者: koji

  • 性格を構成する5つの因子(OCEAN)

    まえがき

    「最近では、(略)さまざまな性格特性はこの5つの因子(ファクター)に大きく分類できるという結果が出ている」

    リスト

    あとがき

    まえがきは『幸せを科学する―心理学からわかったこと』p120より。読んでへーと思ったので、検索してみたところ、”Big Five personality traits“(Wikipedia)がヒットしました。OCEANというアクロニムが定着しているわけではなさそうですが、こうしておけば覚えやすいですよね(ただし、Conscientiousnessは思い出せないだろうなあ……)。
    日本語のWikipediaでも、「性格」の欄に「5因子モデル」として紹介されていました。「日本語訳が定まっていないものもある」とのことだったので、意訳をつけてみました。『幸せを科学する』では、それぞれ「オープンさ、善良さ、社交性、同調性、神経症傾向」となっています。

      (追記 2010/06/22)
      Emotional Intelligence: New Ability or Eclectic Traits?“(PDF)という論文を読んでいたら、たまたまこれらの因子が紹介されていました。それぞれの因子が、対立する言葉の組み合わせとして定義されていて分かりやすかったのでメモ。
      Openness–Closedness
      Conscientiousness–Carelessness
      Extraversion–Introversion
      Agreeableness–Disagreeableness
      Neuroticism–Stability

    • 日本文化を形成する三要素

      まえがき

      日本文化には、大きく分けて三つの文化の存在が見られます。

      リスト

      あとがき

      青木 保 「戦後日本文化の性格と発展」より。『リーダーシップと国際性 (国際文化会館 新渡戸国際塾 講義録1)』(I-House Press、2009年)所収。

      他の文化を受容しつつ古来からの価値観(神道に見られる自然信仰など)を失わない、日本の独自性について啓蒙してくれます。

      • 自己成長を阻害する8つのワナ

        まえがき

        『仕事は順調なのに、なぜか自分が成長している感じがしない。むしろ、不満だらけだったあのときの方が「伸びている感」があったなあ。そう思うことはありますね。そこで今回は、そういった自己成長を阻害する「ワナ」について考えてみます』

        リスト

        あとがき

        自分戦略を考えるヒント(47)「自己成長を阻害する「ワナ」」 − @IT自分戦略研究所 より。以前に書いたコラムにリストがあったので、まとめておくことにしました。

        このとき本当に書きたかったのは、最初の「忙しくて充実しているというワナ」だったと思います。『リーダーシップの旅 見えないものを見る』の「アクティブ・ノンアクション」という言葉に刺激を受けました。

        • 政策メッセージ(こうすべきという説得)の枠組み

          まえがき

          『とにかく相手に何かをさせようとするタイプのメッセージの場合、3つの事柄を証明することが重要になります』

          リスト

          あとがき

          『プロフェッショナル・プレゼンテーション』より。まえがきも本文からの編集・引用です。汎用的で便利な「型」ですね。

          • 実務的な文章を書くときの8つの原則

            まえがき

            『通知、回覧、報告、会議録、仕様書、学生の小論文、レポートなど、客観的な情報を伝えるための文章には、どんな原則があるのだろうか。』

            リスト

            あとがき

            『文章添削トレーニング』より。まえがきは前袖から、リストは目次からの引用です。

            類書の多い文章術の本ですが、本書の特徴は7にあるかなと感じました。文章術というと文章の構成や文の分かりやすさに主眼が置かれがちですが、用語の吟味が不十分では、伝わるものも伝わりませんよね。文章の量を減らせば減らすほど、言葉選びが重要になってきます。

            言葉選びという観点でリストを見ると、「結束性」などはいい言葉を選ばれたなと思います。わたしはこの言葉を知らなかったのですが、文章にまつわる諸学問ではよく使われているようです。専門用語とはいえ字面から意味が推測しやすいですし、この言葉を手がかりに調べていけば、さらに深く学ぶこともできます。

            • 物語を構成する5要素

              まえがき

              「物語編集術では、まず、既存の映画作品から(略)五つの物語構成要素を取り出します。そしてそれらの要素をもとに、一人ひとりが新たな三〇〇〇字の物語を創り上げていくのです。」

              リスト

              あとがき

              『物語編集力』より。まえがきはp23から、リストは目次からの引用です。この五要素と、典型的な筋立て(物語マザー)を組み合わせると、物語の体裁が現れる。ということらしい。

              本では、編集学校の生徒さんの見事な作品を読むことができます。

              • タイトル物語編集力
              • 著者: 松岡 正剛(著)、松岡 正剛(監修)、松岡 正剛(監修)
              • 出版社: ダイヤモンド社
              • 出版日: 2008-02-29

                参考文献

                ミニ書評・リンク集 – 物語編集力 – 起-動線

              • 死ぬときに後悔すること25

                まえがき

                「要するに、人が後悔する内容は人類皆兄弟、だいたい決まっているのである。」

                リスト

                あとがき

                『死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた』より。まえがきは「はじめに」から、リストは目次からの引用です。どちらも出版社が用意した公式サイトで見ることができます。目次では、これらの後悔はいくつかのカテゴリに分けられています。

                「人が後悔する内容は人類皆兄弟、だいたい決まっている」との見解。「人類共通」と言うためには、他の国や過去についても調べる必要があるように思いますが、細かいところはさておき、「現代の」「日本人の」後悔の公約数はこのあたりなのでしょう。僕も後悔しそうな項目がたくさんありますし、後悔しないように準備できていると思える項目も若干あります。

                人生の目標は形に表すのが難しくても、「死ぬときにこういう後悔はしないようにしよう」という形であれば、定義しやすいような気がします。

                「良いリストを自分だけでためこんでしまったこと」を後悔しないよう、せっせと登録しよう。

                • NUDGES – 選択アーキテクトが考慮すべき6要素

                  まえがき

                  製品デザインから店舗の棚割からアンケート票の作成にいたるまで、人に何らかの行動(選択)を促す何かを考えるとき、その人は「選択アーキテクト」です。選択アーキテクチャの作り方によって、選択者の選び方は影響を受けます。
                  では、人に何らかの行動(選択)を促す際には、何に考慮すべきでしょうか。

                  リスト

                  あとがき

                  『実践 行動経済学 健康、富、幸福への聡明な選択』より。ダッシュ(―)の右側は独自に加えていますので、正確な引用ではありません。

                  nudge は、肘でちょっと突くという意味の動詞。この本では、選択アーキテクトのちょっとした促し(nudge)が選択者の選択に与える影響を論じています。

                  そのnudgeを頭字語にすべく作られたのがこのリスト。残念ながら形式点はちょっと低めですね。U(nderstand)という一般的な言葉からMappingを思い出すのは難しそう。

                  ただ、内容のほうは充実しているのではないでしょうか。「選択アーキテクト(アーキテクチャ)」という言葉にもハッとさせられました。「使いやすい道具の設計原理」と併せて、選択アーキテクチャを考えるときに使ってみたいと思います。

                  • タイトル実践 行動経済学
                  • 著者: リチャード・セイラー(著)、キャス・サンスティーン(著)、遠藤 真美(翻訳)
                  • 出版社: 日経BP
                  • 出版日: 2009-07-09

                  この本からの他のリスト

                • タックマンモデル ― チームビルディング(組織進化)のモデル

                  まえがき

                  チームが結成されてからパフォーマンスを発揮するようになるまでにたどる、典型的な道のりとは。

                  リスト

                  あとがき

                  タックマンモデル とは」(コトバンク) を一部編集のうえ引用しました。

                  タックマンは後年”Adjourning”という第5のステップを加えたそう(引用元でもそうなっています)ですが、”Forming, storming, norming and performing“(Wikipedia) の4ステップが既に人口に膾炙しているので、リストもこの4項目に絞りました。

                • 感動を生む、3つのパラダイムシフト

                  まえがき

                  子どもをやる気にさせるのは、「感動」。

                  リスト

                  あとがき

                  まえがきを含めて『できる子にする「賢母の力」』目次より。本は未読ですが、このリストだけで惚れました。

                  この潔さがいいわけですが、感動を生むものは他にもありそうな気がします。たとえば創造や誕生は?……3項目めを拡大解釈すると入るかな……など、考えさせてくれるリストでした。そういえば最近「感動」が少ないかも、という気づきもあったり。