投稿者: koji

  • セレンディピティの3つの特徴

    まえがき

    『これまでの研究で明らかになったセレンディピティの中核的な3つの特徴を見ていこう。』

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて、クリスチャン・ブッシュ『セレンディピティ 点をつなぐ力』 (東洋経済新報社、2022年)より。リストは本文中のリストを端折りつつ引用。

    まえがきの「これまでの研究」が参照していたのが参考文献 [1] [2] [3]

    トリガー → 結びつけ → 価値創造。

      参考文献

      [1] Makri, Stephann, et al. ““Making my own luck”: Serendipity strategies and how to support them in digital information environments.” Journal of the Association for Information Science and Technology 65.11 (2014): 2179-2194.

      [2] Mendonça, Sandro, M. Cunha, and Stewart R. Clegg. “Unsought innovation: serendipity in organizations.” Entrepreneurship and Innovation—Organizations, Institutions, Systems and Regions Conference, Copenhagen. 2008.

      [3] e Cunha, Miguel Pina, Stewart R. Clegg, and Sandro Mendonça. “On serendipity and organizing.” European Management Journal 28.5 (2010): 319-330.

    • 未来予測の3フェーズ(エマニュエル・トッド)

      まえがき

      『私の思考の方法というのは、どこかしら芸術家のような部分があるのだと思います。(略)予測という行為には、これまで私が得てきた知識、研究、アイディア、理論、価値観、そうしたすべてが含まれているのです。』

      リスト

      あとがき

      まえがきを含めて、エマニュエル・トッド『エマニュエル・トッドの思考地図 』 (筑摩書房、2020年)より。リストは本文及び図表からの編集・引用です。

      「現実への服従」という印象的な言葉については引用部分の少し前に記述があります。予断を持たずにデータが集まるのを待つという意味合いです。

      ビジネスでは仮説思考が人気ですが、未来予測の方法論はわりにこのような感じで、まず虚心にデータに浸ってから洞察の訪れを待つようなプロセスが多いように思います。

      まえがきに含めましたが、著者は未来予測をするときの自分を画家のような芸術家になぞらえています。

      イメージしてもらいたいのは筆を握った一人の画家です。キャンバスを前に、これから未来に訪れるものを描こうとしている画家がそこに見えてくるのです。

      • 内言(内なる声)の種類

        まえがき

        『内言の種類に対する初の体系的調査で(略)自己報告の項目は主に4つの内言の内容の性質を表現していることがわかった。』

        リスト

        あとがき

        まえがきを含めて、チャールズ・ファニーハフ『おしゃべりな脳の研究――内言・聴声・対話的思考』 (みすず書房、2022年)より。「体系的調査」は参考文献[1]です。本文を編集しつつ引用してリスト化しました。第4項目は、本文中では「評価的」とされていますが、注にしたがって引用元の論文に沿った「評価的/動機づけ」としました。

        これらすべてを備えることが内言の必要条件というわけではありません。被験者は内言を描写する文章や言葉のリストを読んで、経験に合致するものを選びます。それらを因子分析にかけて抽出したのがこの4項目。

        内言 (inner-speech) にいくつの種類があるかといった、基本的に思える研究が2011年に初めて行われたというのを知って驚きました。

          参考文献

          [1] McCarthy-Jones, Simon, and Charles Fernyhough. “The varieties of inner speech: Links between quality of inner speech and psychopathological variables in a sample of young adults.” Consciousness and cognition 20.4 (2011): 1586-1593.

        • 友だちの輪(ロビン・ダンバー)

          まえがき

          『人間関係は一連の同心円、つまり層で構成されており、どの層の大きさもそのすぐ内側にある層の三倍、という一貫したパターンがあることを発見した。』

          リスト

          あとがき

          まえがきを含めて、ロビン・ダンバー『なぜ私たちは友だちをつくるのか: 進化心理学から考える人類にとって一番重要な関係』 (青土社、2021年)より。リストは本文中の図をリストに翻案して本文からの文言を加えて作成しました。書籍の中ではまえがきにある通り同心円として描かれています。

          『これらの層は入れ子構造で、15人の円はその内側の円内にいる5人全員を含み、50人の円は5人の円と15人の円内にいる全員が含まれている』。つまり「親友」以上「最も親しい友だち」未満が10人ということですね。

          本文の「友だちの輪」という項見出しをタイトルに使いましたが、一番外側の2層は自分が一方的に知っている人(有名人など)にすぎません。「人間関係の同心円」としたほうが正確かな。

          『どの層の大きさもそのすぐ内側にある層の三倍、という一貫したパターン』は民族や時代を超えて見つかっていて、さらには複雑な社会を営むほかの哺乳類(チンパンジー・バブーン・ゾウ・シャチなど)にも観察されるとのこと。

          また中心1.5人というのはもちろん平均値ですが、これは典型的には女性がこの層に2人(永遠の大親友と恋人)を持っているのに対して男性は1人(恋人または飲み友だち)しか持っていない事実を反映しているとのこと。

          この本からの他のリスト

        • 友情の7本柱(ロビン・ダンバー)

          まえがき

          『これらの項目のうちあてはまる項目が多ければ多いほど、あなたはその人に多くの時間を割きたいと考え、精神的にも近いものを感じるのだ。』

          リスト

          あとがき

          まえがきを含めて、ロビン・ダンバー『なぜ私たちは友だちをつくるのか: 進化心理学から考える人類にとって一番重要な関係』 (青土社、2021年)より。リストは本文からの引用です。

          最初の6つが参考文献[1]、7つめが[2]によって明らかになったようです。

          タイトルだけ見て手に取ったので、目次を見るまで著者がダンバー数(Wikipedia 日本語版)のダンバー氏だと気づきませんでした。

          類は友を呼ぶ、の「類」とは何かをきちんと調べたリスト。興味深いのは検討されながらここに残らなかった項目です。民族・職業・収入・世代・教育程度・性的嗜好などは、7本柱に比べると友情の柱にはならない模様。

          この本からの他のリスト

          参考文献

          [1] Curry, Oliver, and Robin IM Dunbar. “Do birds of a feather flock together?.” Human nature 24.3 (2013): 336-347.

          [2] Launay, Jacques, and Robin IM Dunbar. “Playing with strangers: which shared traits attract us most to new people?.” PloS one 10.6 (2015): e0129688.

        • リーダーシップ・スタイルの7要素(ジム・コリンズ)

          まえがき

          『企業での効果的なリーダーシップは、2つの要素で成り立っている。「機能」と「スタイル」だ。(略)あらゆるリーダーには固有のスタイルがあるものの、さまざまな有効なスタイルに共通する要素がいくつかある。』

          リスト

          あとがき

          ジム・コリンズ、ビル・ラジアー『ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる』 (日経BP、2021年)より。リストは本文からのつまみ食い的引用です。

          リーダーシップの機能とは『会社共通のビジョンを明確にし、実現に向けて揺るぎない決意と熱心な取り組みを促すこと』。

          ひらたくいえば、「何をやるか」が機能、「どうやるか」がスタイル。

          • 職場で直面する4つのイメージリスク

            まえがき

            『職場で直面する4つのイメージリスクは次の通りだ。これらの不安によって、積極的に意見を言うかどうかが強力に左右される。』

            リスト

            あとがき

            まえがきを含めて、エイミー・C・エドモンドソン 『チームが機能するとはどういうことか――「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ』(英治出版、2014年)より。

            経験的にはよくわかるリストです。思い出しやすくするために3つに丸めると「無知・無能と思われる」「否定的だと思われる」「面倒だと思われる」かな。

            この本からの他のリスト

          • 日本版「チームの心理的安全性」の4因子

            まえがき

            『(略)研究とビジネスの現場の計測から見えてきたのは「日本の組織では(略)4つの因子があるとき、心理的安全性が感じられる」ということです。』

            リスト

            あとがき

            まえがきを含めて、石井 遼介『心理的安全性のつくりかた』 (日本能率協会マネジメントセンター、2020年)より。

            『開発は updated COSMIN を参照しながら設問を作成し、エドモンドソン版と比較して信頼性の高いものだけを選んだ上で、検証によって妥当性を確認しています。』とのこと。COSMIN とはサーベイづくりの科学的手法、エドモンドソン版(参考文献1)とは心理的安全性研究の第一人者であるエドモンドソン教授の開発したサーベイ。

              参考文献

              (1) Edmondson, Amy. “Psychological safety and learning behavior in work teams.” Administrative science quarterly 44.2 (1999): 350-383.

            • ERM (Enterprise Risk Management) の3要素

              まえがき

              『この式からは、自社が、資本をどのリスクを取るために用いたか、そして取ったリスクからいかに効率的にリターンを挙げたかがわかる。したがって、ERMは、名称こそリスクマネジメントであるが、実際は「経営そのもの」と理解する必要がある。』

              リスト

              あとがき

              まえがきを含めて、山本 祥司、川野 眞一郎、松尾 英樹、望月 琢彦、岩本 堯、森川 勝彦『図説 生命保険ビジネス【第2版】』 (きんざい、2022年)より。参考文献(1)をもとに作成したとの注釈がありました。

              まえがきで言う「この式」とはリストの3項目からなる次の式です。

              リスク    リターン   リターン
              ---- ✕ ---- = ----
              自己資本   リスク    自己資本
              

              自己資本、リスク、リターンの3要素ではなく、2項目の関係性 (3C2) が要素になっているところが面白い。

              健全性指標としてはESR(経済価値ソルベンシー)という指標が用いられるとのこと。

              • タイトル図説 生命保険ビジネス【第2版】
              • 著者: 山本 祥司(著)、川野 眞一郎(著)、松尾 英樹(著)、望月 琢彦(著)、岩本 堯(著)、森川 勝彦(著)、株式会社トムソンネット(編集)
              • 出版社: きんざい
              • 出版日: 2022-02-10

                参考文献

                (1) 保険会社におけるリスクとソルベンシーの自己評価に関する報告書(ORSAレポート)及び統合的リスク管理(ERM)態勢ヒアリングに基づくERM評価の結果概要について:金融庁

              • 相談に乗るときに我慢すべき衝動

                まえがき

                『本来なら、(略)耳を傾けて、話し手本人がその感情を自覚し、対話を通じて自力で解決策を見つけられるようにするのが望ましいことです。そこで著者のふたりは、聴き手に次のような衝動は我慢するようアドバイスしています。』

                リスト

                あとがき

                まえがきを含めて、ケイト・マーフィ『LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる』 (日経BP、2021年)より。

                まえがきの「著者のふたり」とは、ケルシー・クロウとエミリー・マクダウェル。その著書は “There Is No Good Card for This: What To Say and Do When Life Is Scary, Awful, and Unfair to People You Love”(未邦訳)。

                『「アドバイス」をしだす人は、きちんと相手の話を聞いていない』という項のなかの文章でした。