投稿者: koji

  • アップルの開発アプローチにおいて重要な7つの要素

    まえがき

    『アップルのソフトウェア部門での成功に欠かせない要素を7つにまとめてみた。』

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて、ケン・コシエンダ 『Creative Selection Apple 創造を生む力』(サンマーク出版、2019年)より。まえがき及びリストは「プロローグ」から、タイトルは本文からの引用です。

    本書のタイトルにつながる、プロローグのおしまいの部分も引用します。

     このように7つの要素を混ぜ合わせ、合体させつつ、人間味、つまり「私たちらしさ」を、8番目の要素として加えた

     明確なゴールとすぐれたアイデアの実現に取り組みながら、7つの要素を活用し、さらに人間味を加えたアプローチ。

     これらを積み重ねて成り立つアップルの創造法を、私は「クリエイティブ・セレクション」(創造的選択)と呼んでいる。

    • WordPress: シンプルなページ内目次


      概要:プラグインを使わない軽量なページ内目次

      *ListFreakのリストには目次は不要ですが、メンテナンス用のマニュアルに目次が欲しくなったので作りました。

      特徴1:構造的でない文書にも対応

      たとえば

      見出しレベル2の次に見出しレベル4が来たり、

      その次がレベル3だったりしても、

      大丈夫。

      特長2:文書中のレベルに合わせたインデント

      <h1>が使われておらず <h2>が最高位であれば、<h2>がインデント無し 、<h3>が1文字下げ、<h4>が2文字下げになります。

      ソースコード

      add_shortcode( 'kh_toc', function() {
      
          // ヘッダ行を取り出す
          if ( ! preg_match_all(
              '|<h(\d)(.*)>(.*)</h\1>|iU', // Caseless, Ungreedy
              get_the_content(),
              $headers,
              PREG_SET_ORDER
          ) ) {
              return '';
          }
      
          // ヘッダの最高レベルを取得
          // レベル部分のマッチング結果を取り出して最小値を求める
          $highest_level = min( array_column( $headers, 1 ) );
      
          // $h[0]=全体、$h[1]=ヘッダレベル、$h[2]=属性、$h[3]=見出し
          $out = '<ul style="list-style: none;"><li><strong>目次</strong></li>';
          foreach ( $headers as $h ) {
      
              // 属性にidがあれば見出しにリンクを付与(前提:id="a1" 形式)
              if ( preg_match( '|id="(.+?)"|', $h[2], $anchor ) ) {
                  $h[3] = '<a href="#'.$anchor[1].'">'.$h[3].'</a>';
              }
      
              // 最高レベルの次から' 'を付して目次行を作成
              //(ex. h2が最高レベルならh3は' '、h4は'  ')
              $out .= '<li>'.str_repeat( ' ', $h[1] - $highest_level ).$h[3].'</li>';
          }
          return $out.'</ul><hr>';
      }

      ソースコード解説

      下記のような見出しが含まれた投稿があったとして、

      <h2 id="id1" class="class1">見出し1</h2>
      ...
      <h3>見出し2</h3>
      ...
      <h2 id="id3" class="class1">見出し3</h2>
      ...

      下記の正規表現で見出し行を取得し、さらに必要な要素に切り分けると、

      '|<h(\d)(.*)>(.*)</h\1>|iU'

      下記のような結果が得られる。

      Array (
          [0] => Array (
                  [0] => <h2 id="id1" class="class1">見出し1</h2>
                  [1] => 2
                  [2] =>  id="id1" class="class1"
                  [3] => 見出し1
          )
          [1] => Array (
                  [0] => <h3>見出し2</h3>
                  [1] => 3
                  [2] => 
                  [3] => 見出し2
          )
          [2] => Array (
                  [0] => <h2 id="id3" class="class1">見出し3</h2>
                  [1] => 2
                  [2] =>  id="id3" class="class1"
                  [3] => 見出し3
          )
      )
    • 善良な3性格(Light triad)

      まえがき

      他人に対する愛情のこもった慈善的な態度(いわば“隣の聖人”)とは。

      リスト

      あとがき

      The ‘light triad’ that can make you a good person” (BBC) より。参考文献(1) の成果を紹介する記事でした。

      “Light” に「善良な」という意味は、少なくとも辞書には、ありません。ただ、有名な 「邪悪な3性格(Dark triad)」と対照的な人間性を見出そうという研究成果なので、その意味合いがわかるように意訳しました。

      まえがきは、論文の Abstract ‘The LTS is a first draft measure of a loving and beneficent orientation toward others (“everyday saints”)’ からの意訳です。“everyday saints” という表現がいいなと思って。

      リストも、同論文のAbstractと本文から訳出しました。原文は以下。

      • Kantianism (treating people as ends unto themselves)
      • Humanism (valuing the dignity and worth of each individual)
      • Faith in Humanity (believing in the fundamental goodness of humans)

      「カンティアニズム」という言葉は一般的でないと思いますが、”Dark Triad” の一つ「マキャヴェリズム」を踏まえての命名なのでそのまま採用し、「カント主義」という言葉を添えました。「人間性を目的とする」というわかりづらい表現は、イマニュエル・カント本人の言葉から来ています。

      君の人格ならびにすべての他者の人格における人間性を、けっしてたんに手段として用いるのみならず、つねに同時に目的として用いるように行為せよ

      カント 『道徳形而上学原論 』 (岩波書店、1976年)

      参考文献

      (1) Kaufman, Scott Barry, et al. “The Light vs. Dark Triad of Personality: Contrasting Two Very Different Profiles of Human Nature.” Frontiers in psychology 10 (2019): 467.

    • サイトのリニューアルについて

      2005年の11月に開設した当サイトを、2019年7月に大きくリニューアルしました。それに関連して既存のユーザーの皆さんへのお知らせやお願いをまとめます。

      リニューアルの概要

      • 個人リスト・公開リストの登録機能を廃します
      • リストのURLは同じですが、スキームのみ http が https になります
        • (旧)http://listfreak.com/list/NNN
        • (新)https://listfreak.com/list/NNN(NNN部分は不変)

      旧サイトのユーザーへ:削除は不要です

      旧サイトに登録してくださっていたユーザーの皆さまへ。メールアドレスなどはこちらで廃棄いたしますので、削除処理などは不要です。

      登録リストは旧サイトからの取得をお願いします

      旧サイトにリストを投稿してくださっていた方へ:2019年9月末まで並行運用する旧サイト(URLは別途お送りした下記のメールをご覧ください)より必要なリストをコピーしてくださいますよう、お願いいたします。CSVファイルに保存してお送りすることも可能ですので、お気軽にご連絡ください。

      • 送信日時:2019年6月28日(金)~29日(土)
      • 件名:*ListFreakのリニューアルに関わるお知らせとお願い

      [今日のリスト]のメール配信は継続します(ただし、あらためて購読処理をお願いします)

      既存の購読者の皆さまへ:毎日日替わりでリストを配信する [今日のリスト] は継続します。ただメール配信システムの変更に伴い、あらためての登録をお願いいたします。2019年7月1日(月)の配信を【号外】としてご案内を差し上げましたので、ご確認ください。

      LOTD(今日のリスト)配信 – *ListFreak

    • 人類のパラダイムと組織の発達段階(ティール組織)

      まえがき

      『本書では、それぞれの発達段階と組織モデルを、名前と色をつけて呼ぶことにする。』

      リスト

      あとがき

      まえがきを含めて、フレデリック・ラルー 『ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』(英治出版、2018年)より。

      まえがきは本文から、リストは巻頭の日本語版付録からの引用です。

      いわゆる組織といえるのは衝動型(レッド)以降。

      • 智慧の三要素(森信三)

        まえがき

        『人間の智慧とは、~という事でしょう。』

        リスト

        あとがき

        まえがきを含めて、寺田 一清『森信三一日一語』(致知出版社、2008年)より。タイトルはこちらで付けました。

        • タイトル森信三一日一語
        • 著者: 寺田 一清(著)、寺田 一清(編集)
        • 出版社: 致知出版社
        • 出版日: 2008-02-28
        • 百科事典のトリレンマ

          まえがき

          スタンフォード哲学百科事典が克服を目指した、誰もがアクセスできる百科事典において同時に成立させることが難しい3つの性質とは。

          リスト

          あとがき

          This free online encyclopedia has achieved what Wikipedia can only dream of” (Scroll.in) より。意訳です。ラベルはこちらで付けました。

          文脈としては、「一般大衆および学者がアクセスしやすい情報源としての」百科事典についてのトリレンマです。詳しくは参考文献(1)を参照のこと。

          参考文献

          (1) Nodelman, Uri & Allen, Colin & N. Zalta, Edward. (2002). Stanford Encyclopedia of Philosophy: A dynamic reference work. 380. 10.1109/JCDL.2003.1204899.

        • 三段階の法則(コント)

          まえがき

          『フランスの社会学者 A.コントが1822年に、人間の精神が(略)3つの段階 (状態)をとって進化すると論じた法則で、「人類の知的進化の法則」ともいう。』

          リスト

          あとがき

          まえがきを含めて、ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より。「(三段階の法則(さんだんかいのほうそく)とは – コトバンク)」からの編集・引用です。いくつかのソースを読み比べてみましたが、この定義が一番簡潔かつわかりやすかった。

        • 気候話法 (climate-speak)

          まえがき

          『変化は、目に見える前に、耳から伝わってくることがある。最近の人々がどういう話をしているか、どういう表現を使っているかを、聞いてみるといい。』

          リスト

          あとがき

          まえがきを含めて、トーマス・フリードマン 『遅刻してくれて、ありがとう(上) 常識が通じない時代の生き方』(日本経済新聞出版社、2018年)より。リストは本書と原著、あと原著の該当部分の元になっている記事(1)を見比べつつ訳し直しました。

          ある対象の変化の予兆を捉えるのに、人がそれについて述べる表現に着目をする。面白い着眼です。

            参考文献

            (1) Learning to Speak Climate – The New York Times

          • 成功の四要素

            まえがき

            『成功は、息を切らせてゴールをめざすレース以上のものだ。われわれはの研究は、永続的な成功の4つの根本的な要素を明らかにした。』

            リスト

            あとがき

            まえがきは、参考文献(1)の翻訳・引用です。リストはエリック・バーカー『残酷すぎる成功法則』(飛鳥新社、2017年)と参考文献(1)からの編集・引用です。

            まえがきで「根本的な」と訳したのは irreducible、つまりこれ以上還元できないという意味の言葉。

            この本からの他のリスト

            参考文献

            (1) Nash, Laura, and Howard Stevenson. “Success that lasts.” Harvard Business Review 82.2 (2004): 102-109.
            未読ですが訳出されています↓
            西尚久. “カレイドスコープ思考で見つめ直す 「色褪せない成功」 を求めて (Feature Articles ハイ・パフォーマンス人材の行動学).” Diamond ハーバード・ビジネス・レビュー 29.7 (2004): 58-69.