投稿者: koji

  • ディズニーの人材育成モデル(MAGIC)

    まえがき

    『ディズニーには、「人財」の成長モデルというものがあります。』

    リスト

    あとがき

    まえがきは、櫻井 恵里子『「一緒に働きたい」と思われる 心くばりの魔法 〜ディズニーの元人材トレーナー50の教え』(サンクチュアリ出版、2016年)から、リストは「グレードアップ制度」(東京ディズニーリゾート キャスティングセンター)からの引用です。

    • 全脳エミュレーションの3段階

      まえがき

      『家族や友人さえもがこのエミュレーションは不思議なほど自分たちが知っているあの人と似た行動をし、同じ習慣、同じ喋り方をして、果ては同じ記憶さえをも持つと主張するだろう。』

      リスト

      あとがき

      まえがきを含めて、マレー・シャナハン『シンギュラリティ:人工知能から超知能へ』(エヌティティ出版、2016年)より。

      • タイトルシンギュラリティ:人工知能から超知能へ
      • 著者: マレー・シャナハン(著)、ドミニク・チェン(監修)、ドミニク・チェン(翻訳)、ヨーズン・チェン(翻訳)、パトリック・チェン(翻訳)
      • 出版社: NTT出版
      • 出版日: 2016-01-29
      • ヒト・モノ・カネ(ファイナンス版)

        まえがき

        『この三者は、ファイナンス的にはこの順序でしかあり得ない。』

        リスト

        あとがき

        まえがきを含めて、野口 真人『あれか、これか――「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門』(ダイヤモンド社、2016年)より。

        よく知られた話なのか著者の独創なのかわかりませんが、面白い話だったので収録しました。まとめると:
        カネとモノが、バランスシート(B/S)に載っている資産。B/Sは流動性が高い順に並べるので、カネ→モノの順。ヒト(無形資産)は載らない。一方、キャッシュフローを生む力はヒト>モノ>カネなので、ヒト・モノ・カネはファイナンス的に価値の高い順といえる(ファイナンス的な価値は将来生み出すキャッシュフローの総額なので)。

        ファイナンスではキャッシュフローを重視するという考えを、キャッシュを重視するアカウンティング(会計)と対照させて説明する、鮮やかなトピックで印象に残りました。

        一般には経営資源のフレームワークなので(ファイナンス版)としておきました。

        • 会議における問題児の分類

          まえがき

          会議における発言傾向を、思考の深浅と攻撃性の高低から分類してみると。

          リスト

          あとがき

          桑畑 幸博『目に見える議論』(PHP研究所、2008年)より。軸の選び方がうまいですね。

          • タイトル目に見える議論
          • 著者: 桑畑 幸博(著)
          • 出版社: PHP研究所
          • 出版日: 2008-08-01

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        • 3点見積法

          まえがき

          非常に限定された情報から見積りを行うには。

          リスト

          あとがき

          Three-point estimation“(Wikipedia)より。リストとするにはちょっと微妙な内容ですが、なかなか有益な発想だと思ったのでメモ。

          桑畑 幸博『目に見える議論』(PHP研究所、2008年)で会議の所要時間を見積もる手法として紹介されていました。

          • タイトル目に見える議論
          • 著者: 桑畑 幸博(著)
          • 出版社: PHP研究所
          • 出版日: 2008-08-01

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        • エビデンスの階層

          まえがき

          『エビデンスにはその信頼度を判断する基準として「階層」というものが存在しています。』

          リスト

          あとがき

          まえがきを含めて、中室 牧子『「学力」の経済学』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2015年)より。上にあるほど信頼度が高い。

          • タイトル「学力」の経済学
          • 著者: 中室 牧子(著)
          • 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
          • 出版日: 2015-06-18

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          参考文献

          OCEBM Levels of Evidence(Center for Evidence-Based Medicine)

        • 非認知的スキル

          まえがき

          『これは、IQや学力テストで計測される認知能力とは違い、(略)人間の気質や性格的な特徴のようなものを指します。』

          リスト

          あとがき

          まえがきを含めて、中室 牧子『「学力」の経済学』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2015年)より。いわゆる「IQで測れない力」はいろいろ提案されていますが、かなり網羅的では。

          本書には最後に次の項目もありました。

          【性格的な特性(Big5)】 神経質、外交的、好奇心が強い、協調性がある、誠実

          性格は通常「スキル」には分類されません。引用元である参考文献(1)を見てみると、Big Fiveを挙げたうえで「この文書では改善可能な特性に焦点を当てる」として除外していたので、そちらに倣いました。著者としては、伸ばせる能力に加えて知って活かすべき能力を紹介する目的で追加したのかな、と思います。

          • タイトル「学力」の経済学
          • 著者: 中室 牧子(著)
          • 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
          • 出版日: 2015-06-18

          この本からの他のリスト

          参考文献

          (1) Gutman, Leslie Morrison, and Ingrid Schoon. “The impact of non-cognitive skills on outcomes for young people.Education Endowment Foundation. (2013).

        • イノベーティブ・アントレプレナーに共通する行動パターン

          まえがき

          『(とにかくびっくりするぐらい豪華な22人の起業家への)インタビューの結果、クリステンセンらはイノベーティブ・アントレプレナーに共通する思考パターンは、以下の四つにまとめられると主張しました。』

          リスト

          あとがき

          まえがきを含めて、入山 章栄『ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学』(日経BP社、2015年)より。参考文献(1)からの引用。

          本書では、まえがきにあるように「思考パターン」となっていますが、引用元の論文(1)では ”The four behaviors” となっているので、タイトルは「行動パターン」としました。

          さらに、論文では4つの行動の他に2つの認知パターンが抽出されています。その2つとは、「関連づけ思考」(associational thinking or pattern recognition) と「現状を変えたいという欲求」。

          この論文の3年後(2011年)に刊行された『イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル』では、4つの行動パターンと前者の関連づけ思考を「5つのスキル」としています。(「破壊的イノベータが発揮している5つのスキル」 (*ListFreak) )


          この本からの他のリスト

          参考文献

          (1) Dyer, Jeffrey H., Hal B. Gregersen, and Clayton Christensen. “Entrepreneur behaviors, opportunity recognition, and the origins of innovative ventures.” Strategic Entrepreneurship Journal 2.4 (2008): 317-338.

        • 正当な遺伝子検査が満たすべき基準 (ACCE)

          まえがき

          『(遺伝学的検査を)規制している各国が根拠としている概念に、米国CDC(疾病管理センター)が提唱するACCEモデルがあります。』

          リスト

          あとがき

          まえがきを含めて、『「遺伝子検査」実は占い並み!?過熱ビジネスに注意せよ』(ダイヤモンド・オンライン)より。記事では遺伝子検査と遺伝学的検査という言葉を使い分けています。リストのタイトルも厳密にいえば遺伝学的検査とするべきですが、わかりやすい「遺伝子検査」を使いました。

          リスト項目の英語部分は “ACCE Model Process for Evaluating Genetic Tests” (Centers for Disease Control and Prevention) からの引用です。

          一般的な診断、アセスメントなどビジネスの世界で使われている検査にも援用できそうな枠組み。

        • 不確実性の4レベル(コートニー)

          まえがき

          『コートニーは、ビジネスパーソンが直面する不確実性には四つのレベルがあると論じました。』

          リスト

          あとがき

          まえがき及びリスト項目の文章部分は、入山 章栄『ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学』(日経BP社、2015年)より。見出しは参考文献(1)からの引用です。ちなみに原文は参考文献(2)で公開されています。(2)の挿絵がとてもわかりやすい。

          参考文献

          (1) “新訳 四段階に分けて適切な戦略と行動を選択する 不確実性時代の戦略思考 (Feature Articles 不確実性に克つ 「科学的」 思考).” Diamond ハーバード・ビジネス・レビュー 34.7 (2009): 64-81.
          (2) “Strategy under uncertainty” (McKinsey & Company)