三つの根源的な煩悩(貪瞋癡)


まえがき

俗にいう貪瞋癡(とんじんち、三毒とも言う)の現代語訳。

リスト

あとがき

主に下の書籍を参考にして、自分なりの理解をまとめたものです。

この3つは並列にリストされてはいるものの、実は3つめの迷妄(癡)が前の2つを生み出すもっとも根源的な煩悩という位置づけです。リストでは「〜分からない」とまとめましたが、「〜分からないことにさえ気づいていない」という感じです。宮元 啓一『ブッダが考えたこと』によれば「ふつうの人間が自覚すらできず、したがって、ほとんど抑制不能な根本的な生存欲」です。

前の2つは、よく「妬み」「怒り」という解説がなされます。しかしロジカルなお釈迦様にしては何かMECE感に欠けるなあと思っていろいろ調べてみると、「求める欲望」「遠ざける欲望」と理解できることが分かりました。これなら欲望の切り口としてMECE感が高いですね。

ちなみに「貪欲、嫌悪、迷妄」というセットは『呼吸による癒し―実践ヴィパッサナー瞑想』で使われていました。

タイトルブッダが考えたこと―これが最初の仏教だ

著者: 宮元 啓一(著)

出版社: 春秋社

出版日: 2004-11-16

タイトル呼吸による癒し―実践ヴィパッサナー瞑想

著者: ラリー ローゼンバーグ(著)、井上 ウィマラ(翻訳)

出版社: 春秋社

出版日: 2001-02-02

タイトルブッダのことば: スッタニパータ (岩波文庫)

著者: 元, 中村(翻訳)

出版社: 岩波書店

出版日: 1984-05-16

タグ

仏教 煩悩 欲望 無明 三毒

関連リスト

👤