まえがき
『メタ分析は、同一のテーマに関する研究結果をレビューする方法です。』
リスト
- 【問題の定式化】 関心をもっている問題や仮説と関係があるのは、どのような研究結果やエビデンスであるかを判断する。
- 【文献検索】 目的と関係のある研究を検索するための検索用語を特定し、文献を検索する。
- 【情報の収集】 検索した文献から必要な情報をコーディングする。
- 【研究の質の評価】 収集したデータの質が十分であるかどうかを判断する。また、収集した研究が問題と一致しているかどうかを判断する。
- 【結果の分析と統合】 収集したデータ(効果量)を統合し、母集団での効果量を推定する。また、研究間の差異について分析する。
- 【エビデンスの解釈】 統合された結果について、頑健性や一般化可能性、限界の観点から考察する。
- 【結果の公表】 読み手が必要とする情報を提示する形で結果を公表する。
あとがき
まえがきを含めて『計量パーソナリティ心理学』(ナカニシヤ出版、2017年)より。参考文献(1)をもとに作成したリストとのこと。
通常の研究とほぼ同じ手順ですが、2、3、5あたりがメタ分析ならでは。
- タイトル: 計量パーソナリティ心理学 (クロスロード・パーソナリティ・シリーズ)
- 著者: 荘島 宏二郎(編集)
- 出版社: ナカニシヤ出版
- 出版日: 2017-01-20
参考文献
(1) Cooper, Harris. *Research Synthesis and Meta-Analysis: A Step-by-Step Approach*. Vol. 2. SAGE Publications, 2009.