まえがき
集まって考える弊害とは。
リスト
- 社会的手抜き − 「私1人ぐらい参加しなくてもいいだろう」という現象
- 感情的対立 − 「意見の対立」ではなく、「あいつは嫌い」に根ざした対立
- 声高少数者の影響 − 「声の大きな」「目立つ」意見に目を奪われる
- 集団圧力・同調行動 − 目に見えぬ集団圧力とそれに知らず知らずに同調する行動
- 集団愚考 − 「極端な意見の競争」や逆に「万人受けする意見」が採用される現象
あとがき
『ファシリテーターの道具箱―組織の問題解決に使えるパワーツール49』より。基本的には49のツールが見開き単位で紹介されている本ですが、理論編というべき序章に、『代表的な「集団思考の落とし穴」』という表があります。一部抜粋の上要約しています。
ツールももちろん重要ですが、こういう落とし穴にはまりつつあることを、場にいながらにして察知できる能力がファシリテーターには求められるのですね。いや待てよ、いっそ察知できないという前提に立って、集団思考の落とし穴にはまらないためのツールを用意しておけばいいのか。
どちらにせよ、どんな落とし穴があるかを知っておくのはためになります。さらなる情報収集は「集団思考」「グループシンク」「groupthink」で検索を。
- タイトル: ファシリテーターの道具箱―組織の問題解決に使えるパワーツール49
- 著者: 森 時彦/ファシリテーターの道具研究会(著)
- 出版社: ダイヤモンド社
- 出版日: 2008-03-14