投稿者: koji

  • MICE(多くの集客交流が見込まれるイベント等の種類)

    まえがき

    最近では「ミーティング産業/集客産業」なる言葉もあるとか。

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    あとがき

    Meetings, Incentives, Conferencing, Exhibitions” (Wikipedia) および 「MICEの開催・誘致の推進」(観光庁)より。まえがきは、Wikipediaにこんな記述があるのを受けて書きました。
    “Recently, there has been an industry trend towards using the term “Meetings Industry” to avoid confusion from the acronym.”

    こんなacronymがあるとは知らなかった。さらに2010年は”Japan MICE Year”だとか。いつの間に!

  • PASS理論(神経心理学的な知能の定義)

    まえがき

    「NaglieriとDas(1997)によれば、PASS理論は、Luriaの脳の機能モデルを反映しており、知能を認知処理過程として再定義するための見方を提供している。」

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    あとがき

    まえがきは参考文献1より。リストは参考文献2を見ながらの私訳(ですので、学術的に定義された用語ではありません)。

    「知能」の定義について調べていて、この言葉に出くわしました。自閉症の認知過程を解明する過程で発展してきた理論とのこと。

    参考文献1にも定義が載っていました。

    • 【プランニング】プランニングは、それによって個人が問題に対する解決方法を決定し、選択し、適用し、評価する心的過程である
    • 【注意】人が、刺激が提示されている間、競合する刺激に対する反応を抑制すると同時に、特定の刺激に選択的に焦点を当てる心的過程である
    • 【同時処理】人が別々の刺激を1つの全体あるいは集合体に統合する心的過程である
    • 【継時処理】人が刺激を特定の連続的順序に統合する心的過程であり、その順序は鎖のような進行を形成する

    参考文献

    (1) 米本 伸司「Planning, Attention, Simultaneous, and Successive processes theory(PASS理論)とCognitive Assessment System(CAS) : Das,J.P.と彼の共同研究者による認知理論と評価システムについて」 – CiNii 論文
    (2) “Intelligence” – Wikipedia

  • 因果関係のとらえ方のクセを測る4つの軸

    まえがき

    ある結果から原因を推論するとき、人によってさまざまなクセがあります。そのクセの出方を整理する4つの軸とは。

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    あとがき

    『クリティカルシンキング (入門篇)』より。引用というより翻案に近くなってしまいました。引用元では「原因帰属の四つの次元」という見出しのもと、内的−外的、安定−不安定(変化可能)、全体的−状況特殊的、コントロール可能−コントロール不可能という4つの次元を紹介しています。
    体裁を整えるために、また分かりやすいように、用語を変えて○○軸というラベルを貼りました。引用元の本にはオリジナルの論文の情報も載っています。
    ○○軸や○○的といった言葉は、それだけ見ると意味が重なっているように思えるものもありますが、補足の文章を読んでもらえれば意図は分かるかと。

    この本でも紹介されていますが、抑うつ傾向のある人は自分の失敗を内的・永続的・全体的・固定的な原因に帰属しやすいことが知られています。一般的な文脈でも、原因帰属の個人的なクセを測るときに有用な軸だと思います。

      参考文献

      因果関係のとらえ方のクセを測る」 – 株式会社アーキット
      悲観的に(あるいは楽観的に)なりすぎないために」 – 起-動線

      (検索用キーワード)
      帰属理論

    • 望みをリストアップするメリット

      まえがき

      望みは箇条書き(リスト)で書くべし。

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      あとがき

      『リスト化仕事術』より。以前は当サイトのコラムコーナーに載せてあったと思うのですが、書籍化に伴ってサイトからなくなっていました。久しぶりに引用したくなったので投稿。

    • カールソン・カンパニーズのクレド

      まえがき

      RadissonやRegentなどのホテル、T.G.I. Friday’sなどのレストランを有し、150カ国15万人を擁するホスピタリティビジネスの巨大グループ、カールソン・カンパニーズのクレド。

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      あとがき

      Company Overview” (Carlson Companies) より。カールソン・カンパニーズ傘下の企業の人から教えてもらいました。日本語には訳されていないので、これは勝手訳。原文は次のようなものです。

      Whatever you do, do with Integrity.
      Wherever you go, go as a Leader.
      Whomever you serve, serve with Caring.
      Whenever you dream, dream with your All.
      And never, ever give up.

      形式的にも内容的にも、できるだけ原文の調子を再現するように努めました。第4項目は「夢にはつねに、自分のすべてをかける。」も候補だったのですが、「何−どこ−誰−いつ」と行頭を揃えたかったので、リストに採用したほうを選びました。

      最初に聞いたときは、ホスピタリティ=「おもてなし」という感覚からすると、”Leader”や”Never give up”という言葉にギョッとしました。改めて読んでみると、高揚感のあるクレドですね。

      (2012/08/08 修正)
      いつでも夢は、思い切り大きく描く。
      → いつでも夢は、本気で描く。

      参考文献

      もてなしの心得(利休七則)

    • 持続可能性への対応の5段階

      まえがき

      「持続可能性への対応が事業の戦略や目的に十分に織り込まれるまでの過程は、五つの段階にわかれる」

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      あとがき

      まえがきを含めて『持続可能な未来へ』より。ダッシュ(―)より右側は、本文を参考に作成しました。

      第5段階の企業の例としては、ザ・ボディショップ、パタゴニア、セブンスジェネレーションなど。現在のところ、多くは「持続可能性の問題にひそむ事業機会に目をとめた個人により設立された」とあります。

      この5段階は”The Next Sustainability Wave”という本からの転載とのことでした。

      • タイトル持続可能な未来へ
      • 著者: ピーター センゲ(著)、ブライアン スミス(著)、ニーナ クラシュウィッツ(著)、ジョー ロー(著)、サラ シュリー(著)、有賀 裕子(翻訳)
      • 出版社: 日本経済新聞出版
      • 出版日: 2010-02-23

      この本からの他のリスト


      • 意識下の憶測を明らかにする「推論のはしご」

        まえがき

        データや経験をインプットに行動を起こすまでに、われわれが積み重ねている推論のモデル。下から上に読み上がってください。

        リスト

        あとがき

        ピーター・センゲ『持続可能な未来へ』より。行頭の2文字で「はしご」を表現してみました。「チームや作業グループが話し合いから成果をあげられない場合、原因はまずまちがいなく、参加者たちが推論のはしごを上り、下りられなくなっていることだろう」(p328)。

        原注では「もともとは人類学で用いられていた」としたうえで、自著『フィールドブック 学習する組織「5つの能力」 企業変革を進める最強ツール』を参考文献に挙げています。さらに興味のある方は、”ladder of inference”で検索するといろいろ出てきます。

        • タイトル持続可能な未来へ
        • 著者: ピーター センゲ(著)、ブライアン スミス(著)、ニーナ クラシュウィッツ(著)、ジョー ロー(著)、サラ シュリー(著)、有賀 裕子(翻訳)
        • 出版社: 日本経済新聞出版
        • 出版日: 2010-02-23

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        • 世界の文化圏を分ける3つの規範(コード)

          まえがき

          社会のルールが根ざす基盤を考えると、世界の文化は3つに大別できるという説。異文化をざっくり(俯瞰的に)理解するために知っておきたいですね。

          リスト

          あとがき

          渥美 育子「日本企業のためのグローバルビジネス成功法則 (2)」、「グローバルコラボレーションにおけるマネジメント(PDF)」(STARCシンポジウム2007での講演)より編集・引用。

          相手を気遣ったつもりで行動しても、Codeが違うと意図が伝わらない。最初のリンク先は11回の連載記事の2回目。読みごたえのある連載です。

        • 振り返り/フィードバックのための5つの質問

          まえがき

          こまめに、素早く振り返る(フィードバックする)ために。

          リスト

          あとがき

          『人を動かす質問力』に「7つのフィードバッククエスチョン」という著者の自作リスト(文末に引用しておきます)が載っていました。著者は日常の電話でも、後から7つの質問を自分に対して行っているとのこと!

          せっかくなので自分が使いやすいように改造したのがこのリストです。項目を5つに減らし(質問の数は増えてますが……)、順番を自分が使いやすいように整理し(過去の分析→未来への約束)、覚えやすいようにラベルを貼ってみました。[○][×][続][止][改]だけ覚えておけば、どこでも振り返り・フィードバックができるはず。

          このように項目を決めておけば、モレを防げるうえに相互フィードバックの際にもネガティブな([×][止]系の)内容を伝えやすくなります。

          ほかにも当サイトには「フィードバック」「振り返り」などタグを伝い歩いていくと、良いリストがあります。

          この本からの他のリスト

          「7つのフィードバッククエスチョン」

          • よくできた点は何か。
          • それはなぜうまくいったのか。
          • 今後も続けた方がよいことは何か。
          • うまくいかなかった点は何か。
          • それはなぜうまくいかなかったのか。
          • 今後やめた方がよいことは何か。
          • 今後改善すべき点はどこか。
        • ダメな質問の7つのパターン

          まえがき

          「このようなダメな質問をすると、人に嫌われます」

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          あとがき

          まえがきを含めて『人を動かす質問力』より。誤導質問という言葉を知らなかったのですが、裁判用語なのですね(著者は弁護士)。そのつもりはなくても、自分の先入観が誤導質問につながっているケースはありそうだなあ。しかし抑制するのも難しそう。

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