投稿者: koji

  • パーソナリティ定義の共通の特徴

    まえがき

    『パーソナリティを研究するすべての研究者が認めるパーソナリティの定義を開発することは難しいように思われる。しかしながら、これらの定義のほとんどに共通する特定の特徴を明らかにすることは有益だろう。』

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    あとがき

    まえがきを含めて、ベルナルド・J・カルドゥッチ『カルドゥッチのパーソナリティ心理学 私たちをユニークにしているものは何か?』 (福村出版、2021年)より。本文中の表を引用してリスト化しました。

    第3項目が少しわかりづらいので引用を追加します。

    高名なパーソナリティ心理学者である、ゴードン・W・オールポートの言葉に、「パーソナリティは何かであり、また何かをなすものである」(略)という言葉がある。(略)何かをなすということによって、オールポートは、パーソナリティのプロセス、つまり、パーソナリティの内容が、個人の思考、感情、そして行動に影響を与える動的な性質に言及している。

    パーソナリティとは、一人ひとりに固有で・安定していて・行動に影響を与える因子、という感じでしょうか。

    • タイトルカルドゥッチのパーソナリティ心理学 私たちをユニークにしているものは何か?
    • 著者: ベルナルド・J・カルドゥッチ(著)、渡邊 芳之(監修)、松田 浩平(監修)、尾見 康博(編集)、松田 英子(編集)、小塩 真司(編集)、安藤 寿康(編集)、北村 英哉(編集)、日本パーソナリティ心理学会(その他)、渡邊 芳之(翻訳)、松田 浩平(翻訳)、尾見 康博(翻訳)、松田 英子(翻訳)、小塩 真司(翻訳)、安藤 寿康(翻訳)、北村 英哉(翻訳)
    • 出版社: 福村出版
    • 出版日: 2021-10-06

    この本からの他のリスト

  • 意思決定の4つのステップ(インテグレ―ティブ・シンキング)

    まえがき

    『「創造的解決」と口で言うのは簡単だが、そこにいたるまでには、当然ながら熟考を重ねる必要がある。(略)あくまで妥協を許さないからこそ、安易な二者択一では得られない卓越した答えを出すことができる。』

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    あとがき

    まえがきを含めて、ロジャー・マーティン『インテグレーティブ・シンキング』 (日本経済新聞出版、2009年)より。

    インテグレ―ティブ・シンキングのステップ自体は通常の意思決定と同じながら、一つ一つのステップにおいて違いがあります。

    • 精神の本質に関する3つの理論

      まえがき

      『精神(心)の本質に関する見解は、一般に、三つしかないとされている。』

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      あとがき

      まえがきを含めて、カルロ・ロヴェッリ『世界は「関係」でできている: 美しくも過激な量子論』 (NHK出版、2021年)より。本文を編集してリストとして引用しています。

      著者は、前二者は人間も自然法則に従う存在であるという増え続ける証拠と矛盾するし、唯物論も主観経験と両立しづらいとして斥けます。そのうえで『だがじつは、他にも選択肢はある』と述べて自身の見方を披露します。

      対象物の属性が別の対象物との相互作用によって生じるとすると、心的な現象と物理的な現象の隔たりはかなり小さくなる。物理的な変数も、心の哲学者たちのいう「クオリア」――「赤が見える」といった基礎的な心的現象――も、概ね複雑な自然現象と見なすことができるのだ。

      • アーティスティック・マインドセット

        まえがき

        『アーティストは何が人と違うのか。そしてわかったのが、アーティストは、一連の特別なスキルを持っているということだった――このスキルを私は「アーティスティック・マインドセット」と呼んでいる。』

        リスト

        あとがき

        まえがきを含めて、ニール・ヒンディ『世界のビジネスリーダーがいまアートから学んでいること』 (クロスメディア・パブリッシング(インプレス)、2018年)より。

        「一連の特別なスキル」と言えるような言えないような。アーティストならではのスキルって何だろう、と思ってしまいます。

        • 政策決定者がナッジ、ブーストについて留意すべき点

          まえがき

          『ナッジは人の判断や意思決定におけるバイアスを「活用」してよい判断や意思決定に導く介入法である。それに対してブーストは合理的な判断や意思決定を行えるように認知的技量を「高める」ための介入法である。』

          リスト

          あとがき

          まえがきを含めて、本田 秀仁『よい判断・意思決定とは何か: 合理性の本質を探る』 (共立出版、2021年)より。リストは参考文献(1)からの引用として翻訳されたものを引用しました。

          リチャード・セイラー、キャス・サンスティーン『実践 行動経済学』 (日経BP、2009年)を読んで以来ナッジという介入法をうさん臭く(つまり3のようなパターナリズム的介入の道具に使われるのではないかという懸念を)感じていたので、ブーストという介入法を知って好ましく感じました。

            • タイトル実践 行動経済学
            • 著者: リチャード・セイラー(著)、キャス・サンスティーン(著)、遠藤 真美(翻訳)
            • 出版社: 日経BP
            • 出版日: 2009-07-09

            この本からの他のリスト

            参考文献

            (1) Hertwig, Ralph. “When to consider boosting: some rules for policy-makers.” Behavioural Public Policy 1.2 (2017): 143-161.

          • オープン思考の3つのフェーズ

            まえがき

            『本書では、毎日の生活で実践できる、ごくシンプルな思考モデルを提案している。次の3つの要素は、オープン思考を構成する、主要なカテゴリーだ。』

            リスト

            あとがき

            まえがきを含めて、ダン・ポンテフラクト『OPEN TO THINK: 最新研究が証明した 自分の小さな枠から抜け出す思考法』 (あさ出版、2020年)より。

            思い込んだり熟考を欠いたりして考え急いでしまうのが「クローズド思考」。そうでない思考のあり方を「オープン思考」と呼んでいるようです。

            • ロジックモデルの4要素

              まえがき

              『1970年代以降、多くの非営利団体が仕事への取り組み方を変えようと、事業評価の手法を採用し始めた。その一般的な手法のなかにロジックモデルと呼ばれるものがある。(略)ロジックモデルはあらゆる事業を四つの要素に分解する。』

              リスト

              あとがき

              まえがきを含めて、ピーター シュライバー『BAD DATA 統計データの落とし穴: その数字は真実を語るのか?』 (ニュートンプレス、2021年)より。

              まえがきにある通り1970年代に開発されながら、「この手法はユナイテッド・ウェイ・オブ・アメリカが『Measuring Program Outcomes』(事業のアウトカムの測定)を出版する1990年代中ごろまで、ほとんど注目されなかった。」とのこと。

              アウトプットとアウトカムを分離したところが要点ですね。後者をどう定義し、どう測るか。

              「ロジックモデル」で検索すると最上位に来たのが『国際競技力向上施策の効果に関する評価について』(文部科学省、平成18年)という文書。この文書ではアウトカムをさらに3層に分けて定義していました。

              ちなみに本書はタイトルから予想される内容に反して、数式も図もなくひたすら文章が続く本です。

              ある目的の達成度合いを測るために指標を設けると、いつしかその指標を好ましい方向に操作することが目的と化し、当初の目的が損なわれる。そういったケーススタディをこれでもかと読ませてくれます。

              • 援助関係を形成する七つの原則

                まえがき

                『これらの原則はいずれも援助に関する基本的な事実にもとづいた原則であり、ケースワーカーの援助行動に何らかの影響や指針を与え、ワーカーの行動を導くものである。』

                リスト

                あとがき

                まえがきを含めて、フェリックス・P. バイステック『ケースワークの原則[新訳改訂版]:援助関係を形成する技法』 (誠信書房、2006年)より。

                ずいぶん前に「相談に乗るときの心がけ」として意訳を乗せた「バイステックの7原則」です。

                各原則はクライエントのニードに対応しています。すなわち

                1. 一人の個人として迎えられたい
                2. 感情を表現し解放したい
                3. 共感的な反応を得たい
                4. 価値ある人間として受けとめられたい
                5. 一方的に非難されたくない
                6. 問題解決を自分で選択し、決定したい
                7. 自分の秘密をきちんと守りたい

                この本からの他のリスト

                参考文献

              • 記憶の原理

                まえがき

                『本書における「原理」は、検証することのできる規則性を定性的(質的)に示したもので、現象を説明するにあたって媒介的な役割を果たすことができるものであり、そして、記憶を一つの機能(はたらき)として捉えようとする立場にならったものである。』

                リスト

                あとがき

                まえがきを含めて、スープレナント,A.M.、ニース,I.『記憶の原理』 (勁草書房、2012年)より。

                記憶の研究では◯◯効果と名付けられたものはとても多いが、原理と名付けられたものはとても少ないそうです。

                「原理」という言葉に、仕組み・メカニズム的な何かを期待して読んでみたのですが、もう少し結果寄りというか「共通特性」のような印象でした。

                • タイトル記憶の原理
                • 著者: スープレナント,A.M.(著)、ニース,I.(著)、久登, 今井(翻訳)
                • 出版社: 勁草書房
                • 出版日: 2012-12-26

                • 創造性の5要素

                  まえがき

                  『(フェルマーの最終定理を証明したプリンストンの数学者)ワイルズの創造的瞬間は、ロバート・スターンバーグとトッド・ルバートが創造性――価値ある新たなアイディアの創造――の五要素として明らかにしたものを示している。』

                  リスト

                  あとがき

                  まえがきを含めて、デヴィッド・G. マイヤーズ『直観を科学する―その見えざるメカニズム』 (麗澤大学出版会、2012年)より。リストは本文を抜き書きして作成しました。

                  まえがきが指している論文(の一つ)では6つの要素を挙げていました。参考文献(1)に載せておきます。

                    参考文献

                    (1) Sternberg, Robert J., and Todd I. Lubart. “Buy low and sell high: An investment approach to creativity.” Current Directions in Psychological Science 1.1 (1992): 1-5.