投稿者: koji

  • 悲劇の6つの構成要素

    まえがき

    『以上より必然的に(6)、すべての悲劇は六つの構成要素を持つことになり、それらによって悲劇作品の質が決まる。すなわち、』

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて、アリストテレス『詩学』 (光文社、2019年)より。

    詩作とは何か。詩作とは総じて模倣である。そして模倣の仕方には素材・対象・方式において差異がある。こんな風に始まります。

    これらの構成要素のうち、模倣の素材に関するものは二つ(語法、歌曲)、模倣の方式に関するものが一つ(視覚効果)、模倣の対象に関するものが三つ(ストーリー、性格、思考)あり、これ以外にはない。

    この本からの他のリスト

  • 実感的わかる文章三原則

    まえがき

    『わかりやすい文章にする原則は、きわめてはっきりしている。』

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて、小笠原 喜康『論文の書き方―わかりやすい文章のために』 (ダイヤモンド社、2007年)より。

    タイトルは「実感的わかる文章にする三原則」のほうがリストの内容を正確に表します。ただ、著者がタイトルのように命名しているのでそれを採用しました。

    同じコトバを一つの文章で二度使うな。そう述べておきながら、次の文章でしれっと「何度も何度も」「繰り返し繰り返し」と使う。なんとも人を食った感じです。

    そのほか「はしょる、ごまかす、切り上げる」が論文三段論法だ、などユニークな主張が多い本でした。でも多くのメッセージは経験に照らして実感に合っているとも思います。

    • 尊厳を尊重するための10の要素

      まえがき

      『リーダーシップを発揮しようと思っているすべての人は、尊厳(ディグニティ)を尊重する方法を知識として持っておくべきでしょう。(略)尊厳ある存在として人を扱うとはどういうことでしょうか。』

      リスト

      あとがき

      まえがきを含めて、ドナ・ヒックス『〈尊厳〉のリーダーシップ: 人や組織の内なる力を引き出すディグニティ・モデル』 (晶文社、2021年)より。リストは本文を一部編集のうえ引用しています。本文はもう少し長くなっています。

      項目名に名詞と動詞が入り混じっているのがどうも気になったので本人の定義を確認しました。原著には当たれなかったのですが著者の TEDx Talks があったので、そこ(の11:00あたり)で紹介されていた言葉を各項目の最後に添えておきます。Benefit of the Doubt、なんて言い回しがあるんですね。

        参考文献

        Declare Dignity: Donna Hicks at TEDxStormont
      • WordPress: ページが表示されるまでに発火する主要なフック

        あるページが表示されるまでに呼ばれる関数と発火するフックのうち主要なものを順に並べてみました。フロントページを例にしていますが、フロントページ固有の部分は get_front_page_template() のみ。他はどのページでも同じです。

        /index.php
        +-/wp-blog-header.php
        +-/wp-load.php
        | +-/wp-config.php
        | +-/wp-settings.php
        | +-/wp-includes/script-loader.php
        | +-'plugin_loaded'
        | +-'plugins_loaded'
        | +-'init'
        +-wp()
        | +-WP::main() // /wp-includes/class-wp.php
        | +-WP::parse_request()
        | | +-'do_parse_request'
        | | +-(rewrite_rules 読み込み)
        | | +-'query_vars'
        | | +-'request'
        | | +-'parse_request'
        | +-WP::send_headers() // header() 発行
        | +-WP::query_posts()
        | | +-WP_Query::query()
        | | +-WP_Query::get_posts()
        | | +-'pre_get_posts'
        | +-'wp'
        +-/wp-includes/template-loader.php
        +-get_front_page_template() // /wp-includes/template-loader.php
        +-get_query_template() // /wp-includes/template.php
        +-'{$type}_template_hierachy'
        +-locate_template()
        +-locate_block_template() // /wp-includes/block-template.php
        | +-/wp-includes/template-canvas.php
        | +-get_the_block_template_html()
        | | +-do_blocks()
        | | | +-parse_blocks()
        | | | +-render_block()
        | | | +-'pre_render_block'
        | | | +-'render_block_data'
        | | | +-'render_block_context'
        | | | +-WP_Block::render()
        | | | +-'render_block'
        | | | +-'render_block_{$this->name}'
        | | +-do_shortcode()
        | +-(<html><head> 書き出し)
        | +-wp_head()
        | | +-'wp_head'
        | +-(<body> 書き出し)
        | +-wp_body_open()
        | | +-'wp_body_open'
        | +-(get_the_block_template_html() の戻り値書き出し)
        | +-wp_footer()
        | +-'wp_footer'
        +-'{$type}_template'
        • 初期設定
          • init‘: プラグインの読み込みなど主要な設定が終了後に発火する。サイトの設定に関わる以下のような関数はこのフックを使う。
            • add_rewrite_rule(), add_rewrite_tag(), add_post_type_support()
          • query_vars‘: URLパラメーターを追加する。
          • request‘: クエリー変数がパースされた後に発火する。
          • parse_request‘: タイミングは ‘request’ フックと同じ。こちらはアクションフックであり、WPオブジェクトが参照渡しされる。
          • pre_get_posts‘: クエリー発行直前。クエリーはあるページを書き出すために何回も呼ばれるが、一番最初の ‘pre_get_posts’(メインクエリー) は ‘wp’ よりも先に発火する。
        • メインクエリー発行
          • wp‘: メインクエリーの結果取得後。一度しか発火しない。このフック以降では is_front_page() のような条件分岐タグが使える。
        • テンプレート呼び出し
        • 表示データ生成
          • pre_render_block‘: render_block() が仕事を始める前に発火する。ダイナミックブロックをキャッシュしたデータがある場合にはこのフックのコールバックでキャッシュデータを返す。
          • render_block‘: ブロックに表示するHTMLが生成された後に発火する。
          • render_block_{$this->name}‘: 同上。 ‘render_block_core/paragraph’ のようにブロック種別ごとにコールバックを設定できる。
        • HTML書き出し
          • wp_head‘: テンプレートファイルの wp_head() が置かれた位置で発火する。このフックが発火する時点ではすでに、コンテンツは get_the_block_template_html() によって生成されていることに注意。/wp-includes/default-filters.php にはこのフックに大量のフックが登録されており、’wp_enqueue_scripts’ もその一つ。
      • 商人の心の在り方

        まえがき

        『思慮深さが誠実さの基礎である。』

        リスト

        あとがき

        まえがきを含めて、ベネデット・コトルリ『世界初のビジネス書―15世紀イタリア商人ベネデット・コトルリ15の黄金則』 (すばる舎、2021年)より。

        15の黄金則については出版社のページを参照。リストはその第12則「あなたの性格。」の要約です。本文を編集してリスト化しました。

        巻末に「急ぎ足の人のための20の警句」があったので、このリストにふさわしいものを選んでまえがきとしました。

        項目の数が4であるところから枢要徳(知恵、勇気、節制、正義)を連想しましたが、比べてみるとこちらのほうがさらに抑制的な印象。本書は『複式簿記について世界で最初に記述した画期的な書物として、会計史の世界で注目を浴びることになった』(「訳者序文」より)そうですが、飲食を自制せよといった心得的なことまで書かれていてびっくり。

        • 野球の監督の5タイプ(野村克也)

          まえがき

          『つまり、日本プロ野球史 80 年余は、私の人生そのものなのである。(略)当然、味方チーム、相手チームの監督をつぶさに観察してきた。そこで今回、印象深い監督10人を厳選した。(略)今回、「監督のタイプ」として、失礼ながら5つのタイプに分類させてもらった。』

          リスト

          あとがき

          まえがきを含めて、野村克也『私が選ぶ名監督10人 采配に学ぶリーダーの心得』 (光文社、2018年)より。リストは本文を少々編集のうえ引用しています。

          引用元では各タイプに属する監督の実名があり、野村氏は自分を「納得」タイプに分類しています。一人の監督が複数のタイプに属することもあります。唯一全タイプに入っていたのが巨人でV9を達成した川上哲治氏でした。

          リストフリーク観点からいうと、端的な三か条が多く、持論がきっちり頭に入っている方だという印象を受けました。引用をいくつか追加します。

          『つまり、監督の仕事とは「見つける」「生かす」「育てる」だ。』

          『監督自身の言葉で「ほめる」「教える」「鍛える」を選手に対して繰り返さなくてはならない。』

          『私は、自分が監督になったとき、野球技術が下の順番から「無視」「賞賛」「非難」で選手に接することにした。』

          〈「監督には3つの敵がいる。それは『選手』『オーナー』『ファン』だ」(これは三原氏の言葉の引用〉

          『自分の意思を伝達するための「道具」「手段」「武器」は「言葉」である。』

          • 注意の理論的モデル

            まえがき

            『注意に関する最も有力な理論的モデルは、注意が(略)3つのネットワークからなるというものである。』

            リスト

            あとがき

            まえがきを含めて、T.P.アロウェイ、R.G.アロウェイ『ワーキングメモリと日常: 人生を切り拓く新しい知性』 (北大路書房、2015年)より。参考文献1~3が挙げられていました。

            この文章は「ワーキングメモリと瞑想」(第13章)から。注意 (attention) を構成する要素に興味があったのでほくほくと収集。

            これら3つのネットワークは、行動レベルでも神経レベルでも互いに分離独立している。

            注意が複雑な活動であることが窺えます。

            これら3つに加えて、注意の切り替え(attention switching: 注意の対象を柔軟に切り替える)というネットワークの存在も指摘されている。

            コントローラーというか脳の中のこびと的な存在を持ち込むと面倒が起きそうな気がしなくもないですが。

            • タイトルワーキングメモリと日常: 人生を切り拓く新しい知性
            • 著者: T.P.アロウェイ(著)、R.G.アロウェイ(著)、湯澤 正通(監修)、湯澤 美紀(監修)、T.P.アロウェイ(編集)、R.G.アロウェイ(編集)、湯澤 正通(翻訳)、湯澤 美紀(翻訳)、松吉 大輔(翻訳)、杉村 伸一郎(翻訳)、浅川 淳司(翻訳)、大塚 一徳(翻訳)、宮谷 真人(翻訳)、橋本 翠(翻訳)、中條 和光(翻訳)、近藤 綾(翻訳)、渡辺 大介(翻訳)、森田 愛子(翻訳)、滝口 圭子(翻訳)、蔵永 瞳(翻訳)、岡崎 善弘(翻訳)
            • 出版社: 北大路書房
            • 出版日: 2015-10-22

              参考文献

              (1) McDowd, Joan M. “An overview of attention: behavior and brain.” Journal of Neurologic Physical Therapy 31.3 (2007): 98-103.

              (2) Posner, Michael I., and Steven E. Petersen. “The attention system of the human brain.” Annual review of neuroscience 13.1 (1990): 25-42.

              (3) Posner, Michael I., and Mary K. Rothbart. “Research on attention networks as a model for the integration of psychological science.” Annu. Rev. Psychol. 58 (2007): 1-23.

            • 事業化判断の社内審査会議を攻略する6点セット

              まえがき

              『社内会議で行われる「重箱の隅をつつく細かい質疑」(略)において重要なのは「明確に回答できること」、そして「そのための準備が万全であること」です。』

              リスト

              あとがき

              まえがきを含めて、麻生要一『新規事業の実践論』 (NewsPicksパブリッシング、2019年)より。リストは本文を編集しつつ引用しました。

              現在の日本の大企業のなかで新規事業を立ち上げるという文脈のなかで、具体的なコツがたくさん載っていました。

              準備の視点は、決裁者が上司に説明できるか。ありそうでないというか、貴重なリストと思えたので収集。

              • タイトル新規事業の実践論
              • 著者: 麻生要一
              • 出版社: NewsPicksパブリッシング
              • 出版日: 2019-12-06

              • コンパッションの実践者が立っている“崖の縁”(エッジ・ステート)

                まえがき

                『エッジ・ステートは、(略)いずれも思いやり、結びつき、美徳、強さを実践するための心の財産です。しかし、これらの資質は切り立った崖〔エッジ〕のようになっていて、私たちは足場を失って、そこから苦しみの泥沼に滑り落ちてしまうこともあります。』

                リスト

                あとがき

                まえがきを含めて、ジョアン・ハリファックス『Compassion (コンパッション): 状況にのみこまれずに、本当に必要な変容を導く、「共にいる」力』 (英治出版、2020年)より。リストは本書と原著 “Standing at the Edge” からの引用です。タイトルはこちらで付けました。

                特定されている5つの資質も一つひとつよい言葉です。しかしその選択以上に印象的なのは、それらが崖の縁にあるという指摘。実践者ならではの洞察だと感じました。

                この本からの他のリスト

                参考文献

              • GRACE – コンパッションの実践

                まえがき

                『GRACEは、コンパッションのABIDEモデルの特質をすべて含んでいます。それらの特質が相互に作用するときにコンパッションが生まれるという理解に基づいているのです。』

                リスト

                あとがき

                まえがきを含めて、ジョアン・ハリファックス『Compassion (コンパッション): 状況にのみこまれずに、本当に必要な変容を導く、「共にいる」力』 (英治出版、2020年)より。リストは本文の見出しを引用して作成しました。

                まえがきの ABIDE については「コンパッションのABIDEモデル」を参照してください。

                リストの形式点はこちらのほうがわかりやすいですね。内容も順序も絞り込まれていてポータブルに感じます。

                この本からの他のリスト

                参考文献