投稿者: koji

  • 情動状態の5つの特性

    まえがき

    『アンダーソンは(略)情動を定義する特性として動物界全体に通用するものを現代の手法で見つけ出し、ダーウィンの先駆的研究をいわばアップデートすることにした。』

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて、レナード・ムロディナウ『「感情」は最強の武器である: 「情動的知能」という生存戦略』 (東洋経済新報社、2023年)より。リストは本文を要約して作成しました。

    まえがきのアンダーソンとはカリフォルニア工科大学教授のデイヴィッド・アンダーソン。(略)としたのは『カリフォルニア工科大学の同僚ラルフ・アドルフスと一緒に、』という句です。ただ、この5つの特性を定義した文献は示されていませんでした。

    反射的反応と情動を区別するものは何かという視点、そして人間だけでなく動物全体にあてはまるという切り口が僕にとっては新しく感じたため収集しました。

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  • 愛を科学的にあたためなおす4R

    まえがき

    『ポジティブな要素とネガティブな要素の比率を五対一にするだけでなく、パートナーとの関係を、PSO(ポジティブな感情の上書き)という素晴らしい状態に近づけるの手法を紹介しよう。』

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて、エリック・バーカー『残酷すぎる人間法則 9割まちがえる「対人関係のウソ」を科学する』 (飛鳥新社、2023年)より。リストは本文を編集しつつ引用しています。この4Rの解説に17ページ以上が割かれており、リストはかなり圧縮しています。

    PSO とは Positive Sentiment Override の略。あばたもえくぼ、みたいな状態がいろいろ定義・研究されているんですね。

    このリストが4項目であるのは、ゴットマンの「夫婦関係に傷を負わせる四つの危険要因」に倣ってのこと。著者はこう述べています。

    ゴットマンの四騎士に倣い、四つのステップにより目標を達成する。このステップを「四つのR」と呼ぶ。

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  • 確証バイアスを防ぐ3ステップ

    まえがき

    『確証バイアス(自分の信念と一致する情報ばかりを好んで探す傾向)に抵抗するにはどうすればいいだろう? それには三つの重要なステップがある。』

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて、エリック・バーカー『残酷すぎる人間法則 9割まちがえる「対人関係のウソ」を科学する』 (飛鳥新社、2023年)より。リストは本文の要約・引用です。タイトルやまえがきではステップという言葉が使われていますが、本文を読むかぎり、この順序で適用すべしということではないようです。

    自分の文章や提案内容を客観的に見直す方法にはそれほどバリエーションがないということを思い出すために有用なリストと思い収集しました。

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  • 経営幹部へのプレゼンテーションにおける留意点(技術職向け)

    まえがき

    『幹部の前でプレゼンを行うのに不安を覚えることもあるだろう。 ここに書いたことは、実用性というよりも、むしろ心理的なアドバイスと言えるかもしれない。』

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて、ウィル・ラーソン『スタッフエンジニア マネジメントを超えるリーダーシップ』 (日経BP、2023年)より。リストは本文からの編集・引用です。

    技術職のキャリアは、マネジメントの道に進むかエンジニアとしてのスキルを突き詰めるかの2方向に分化するケースが多いと思いますが、本書は後者の道を歩みたい人に向けて書かれています。

    著者は『すべてをひっくるめて簡潔なヒントの形にするなら、こうまとめられるだろう』と述べています:

    初期の草稿を1人の幹部に送り、 会合を開いてどこをどう直せばいいか尋ねる。 その際に得られたフィードバックを活かせば、何をすべきか理解できるはずだ。

    「ミントのピラミッド原則」とは次の原則。本書のまとめを引用します。詳細は『考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則』に書かれています。

    • Situation: 問題となっている状況は?
    • Complication: 現状がなぜ問題なのか?
    • Question: 対処すべき中心問題は?
    • Answer: クエスチョンに対する最善の答えは?

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    • よく管理された社会の4つの柱

      まえがき

      『よく管理された社会には4つの柱がある。』

      リスト

      あとがき

      まえがきを含めて、ウィリアム・ノードハウス『グリーン経済学――つながってるけど、混み合いすぎで、対立ばかりの世界を解決する環境思考』 (みすず書房、2023年)より。リストは本文の要約・引用です。

      引用したのは、著者が「グリーン社会の4つの柱」を導入する前段の部分。そもそもよく管理された社会には4つの柱があり、グリーン社会でもそれは同じだというくだり。前者の方が汎用性が高く、収集しておきたくなりました。

      民主主義的な法体系。私的材の活発な市場。公共財など市場外部性に対する規制。機会と結果が公正に分配される制度。

      • 読書の三大実益

        まえがき

        『読書の実益とは何か。読書で得すること。』

        リスト

        あとがき

        まえがきを含めて、近藤 康太郎『百冊で耕す 〈自由に、なる〉ための読書術』 (CCCメディアハウス、2023年)より。リストは本文の私的要約です。「難しい本を読むための訓戒・六カ条」といった実用的でわかりやすいリストもいくつかありましたが、あえて本書らしいリストを選んでみました。

        読書の実益が沈着・油断・自発だと言われてもぴんときませんし、読んでもよくわからないところがあります。ただ、別の箇所で本の雰囲気を感じ取れといったことが書かれていて、それに従うとこのリストになります。

        • 翻訳の手順

          まえがき

          『原文理解と訳文創造、その2つの過程から成り立っているのが翻訳なのである。』

          リスト

          あとがき

          まえがきを含めて、中村 保男『英和翻訳の原理・技法』 (日外アソシエーツ、2003年)より。リストは表紙見返しの「本書の概要」から引用しました。

          愛読書のブラウン神父シリーズの訳者である中村氏の著書ということで手に取りました。”All about English-Japanese Translation” という英語タイトルからすでに高い意気込みがうかがわれます。

          • 風刺から生まれた3つの発明

            まえがき

            『プラトンは、(略)風刺にはいくつもの秘密があることを発見した。そこには、それぞれ別に発明された3つの秘密があったのだ。』

            リスト

            あとがき

            まえがきを含めて、アンガス・フレッチャー『文學の実効 精神に奇跡をもたらす25の発明』 (CCCメディアハウス、2023年)より。リストは本文の見出しから引用しました。

            このリストは、25の発明のうち「苦しみを乗り越える」という章にあります。ソクラテスは、友人からの逃亡の勧めを断って自ら毒をあおって死を選びました。

             自分がなぜ不安も苦しみもなく死んでいけるのかを、誰もが知りたがるに違いない。そう思ったソクラテスは、簡単な回答を残してこの世を去った。「真の哲学者は自分の哲学で、死を迎える訓練をしている」というのが、その答えである。

            ソクラテスの弟子のプラトンは、ソクラテスが人生の最後の数時間を「(物語作家の)イソップのまね」をして過ごしたという事実を知り、『ソクラテスが超人間的に死を受け入れられた秘密』が風刺に学べるのではないかと考えるようになったそうです。

            • 行動変容のポイント

              まえがき

              『さまざまな研究に見られる共通点に基づき、行動変容を最大限に成功させるには、以下が重要だと言える。』

              リスト

              あとがき

              まえがきを含めて、ラッセル・A・ポルドラック『習慣と脳の科学――どうしても変えられないのはどうしてか』 (みすず書房、2023年)より。リストは本文中のリストを一部編集のうえ引用しています。

              第2項目の「選択構造」とは選択アーキテクチャのこと。

              行動経済学は、意思決定では環境によって選択を促されやすい選択して促されにくい選択肢があるという事実を「選択構造(選択アーキテクチャ)」という用語で表現した。

              よく見かける啓蒙書のように思えますが、みすず書房が出版しているだけあって厳密さが一歩高い印象。

              • アイデアが成功するための3つの要素

                まえがき

                『この3つすべてを同時に満たせないかぎり、そのアイデアが成功する可能性はほとんどない。』

                リスト

                あとがき

                まえがきを含めて、フレデリック・ケレスト『Zero to IPO 世界で最も成功した起業家・投資家からの1兆ドルアドバイス 創業から上場までを駆け抜ける知恵と戦略』 (翔泳社、2023年)より。リストは本文からの引用です。この3要素はマーク・アンドリーセンの作品とのこと。

                図表も援用しておきます。

                • 技術面が整わなければ、実現できない
                • 経済面が整わなければ、利益が出ない
                • 心理面が整わなければ、消費者がいない