まえがき
『感覚に十分近づいてじっくり眺めることが、感覚から最低限必要な距離をおくことになる。感覚の束縛がゆるむ。束縛が十分にゆるめば、その感覚はもう自分の一部ではなくなっている。』
リスト
- Recognize …… 感覚を認識する。
- Accept …… 感覚を追い払うのではなく受け入れる。
- Investigate …… 感覚や、感覚と自分の体との関係を詳しく調べる。
- Nonidentification …… 同一化しなくなる、すなわち執着しなくなる (Nonattachment)。
あとがき
まえがきを含めて、ロバート・ライト 『なぜ今、仏教なのか――瞑想・マインドフルネス・悟りの科学』(早川書房、2018年)より。
動詞・動詞・動詞、ときて、名詞。最初の3項目が行動で、最後はその結果として生じる状態というニュアンスでしょうか。
久賀谷 亮『世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる』(ダイヤモンド社、2016年)でも、主にアンガーマネジメントのテクニックの一つとして紹介されていました。
“Manage Emotional Pains with RAINS” (Psychology Today) では Self-compassion を加えて RAINS としていました。慈悲の心を自分に向ける、自分を慈しむというイメージです。
- タイトル: なぜ今、仏教なのか――瞑想・マインドフルネス・悟りの科学
- 著者: ロバート ライト(著)、福岡 伸一(その他)、魚川 祐司(その他)、熊谷 淳子(翻訳)
- 出版社: 早川書房
- 出版日: 2018-07-19
- タイトル: 世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる
- 著者: 久賀谷 亮(著)
- 出版社: ダイヤモンド社
- 出版日: 2016-07-29